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煮干したっぷりの通の味!また食べたくなる中華そば

こんにちは。にじねこMiiです。

長年地元で親しまれている中華そば屋さんがあると聞き、松戸を訪れました。

 

「中華そば まるき」

中華そばまるき

新京成線「松戸」駅東口から歩いて8分ほどのところです。ちょうど市役所や税務署が近くにあり、お昼時はかなり混むみたい!2001年の開店以来18年、足繁く通う常連さんも多いと聞きます。

 

筆者が訪れたのはランチの時間帯をだいぶ過ぎたころでした。おかげで店主の髙橋さんの興味深いお話も、いろいろと伺うことができましたよ!

中華そばまるき

さて頼んだのは「まるきそば」(中)1,000円。こちらは煮玉子・チャーシュー・ワンタンがすべて入った、特製中華そばです。

実はこちらのお店はチャーハンも人気と聞いていたので、頼む気満々だったんですが、残念☆売り切れでした。「今日はご飯も多めに炊いていたんですけどね・・。」と申し訳なさそうに髙橋さん。

 

「中華そば まるき」のラーメンの最大の特徴は、煮干しを惜しみなく使ったスープ。髙橋さんは中華の料理人を経たあと、柏の「大勝(だいかつ)」という有名店で修業をされたのだそうです。

中華そばまるき

 

さてカウンターに出てきた「まるきそば」。一口食べた中細のちぢれ麺はスープともよく絡み、相性抜群です♪しょうがの香りがほのかにする、味わい深いスープでした。

 

そして肩ロースのチャーシューが、これまたとってもおいしいのです。ホロっとするくらいに煮込まれていて脂っぽすぎず、風味も豊かで、ああ!幸せを感じます。タレは継ぎ足しで使っているとのことなので、これは1日や2日ではとても作り出せない味なんでしょう。

中華そばまるき

スープはいわゆる寸胴ではなく、大釜で作っています。実際に見せていただきましたが、なかなかの大きさ!大釜は保温性が高く、冷めにくいんだとか。そのため、ラーメンにもラードの膜ができて、お客さんも熱々を食べることができるのです。

 

チャーシューと同じく、継ぎ足しを繰り返しながら作り続けてきたスープ。煮出した材料は引き上げず、そのまま煮込みます。毎朝、それを濾して、また新しい材料を入れる。スープにはさばや豚のげんこつ(大腿骨)、野菜の他、4種類の煮干しが入っています。

 

髙橋さん、スープの主役である煮干しを実際に全部出して見せてくれました。煮干しにもいろんな種類や大きさがあるのを知ってびっくりです!同じ種類の魚でも産地によって脂ののり方が違うそうで、それをバランスよくブレンドしているとのこと。

中華そばまるき

スープを作るときに使う材料の重さを聞いたら、皆さんびっくりしますよ!なんと、げんこつ10㎏に魚類8㎏だそうです。魚たち、乾燥状態でのこの重さですから。一体何匹分だろう・・?と考えずにはいられない私、にじねこMiiでした(;’∀’)。

中華そばまるき

 

ところで、皆さんはラーメンの味の要って何だと思いますか?考え方は人それぞれですが、筆者は今まで「スープ」だと思っていました。でも髙橋さんは、スープと合わせる「かえし(タレ)」が味の要だとおっしゃいます。

かえしの仕込みは1カ月に一度。閉店後に7~8時間かけて作ります。しょうゆや本みりん、かつお節などの他、なんとしょっつるも入れるんだそうですよ!

少しだけ、かえしを味見させていただきました。もちろん塩辛いのは当たり前ですが、奥の深い味です。ほんの20~30㏄の「かえし」の中にぎゅっと味を凝縮するからこそ、熱々のおいしいラーメンを作ることができるという髙橋さん。

中華そばまるき

「ラーメンはシンプルゆえにごまかしが効かない。」

 

ご自身の味を妥協することなく追求し続けているからこそ、何度も足を運ぶファンも多いんでしょうね。ラーメンって奥が深い!

 

 


この記事のカテゴリー: 松戸 グルメ, ラーメン

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