2021.06.01
オルゴールの響きに癒やされるくつろぎカフェ
今回は稔台小学校の正門前にある「Tokoa coffee」さんにお邪魔してきました!
新京成電鉄みのり台駅より徒歩10分ほど。駅から少し離れたところにある小さなカフェです。
表の看板には「music box & coffee」の文字。
こちらは「オルゴール×コーヒー」のカフェなんです。
店内は古材を使ったアンティークな風合いで、年齢性別を問わず入りやすそうな雰囲気。
階段を上ったところに鎮座しているのがこのカフェの主役、大きなオルゴールです!
オルゴールは常時かかっているわけではなく、たまに店主の池田さんの気まぐれでかけてもらえるそう。「オルゴールチャージ」の制度もあり、500円でリストから好きな曲をリクエストすることもできます。
この日は久石譲「あこがれのまち」をかけていただきました。
雑貨店の小さなオルゴールのような優しい音色を想像していたら、驚くほどの力強さ。まるでオーケストラに使う楽器のような、力強い音色です。
「僕がオルゴールに出会ったのは、僕が抱えている神経の難病の治療として親戚に紹介してもらった『オルゴールセラピー』がきっかけでした」
そう語る店主の池田さん。オルゴールセラピーとはその名の通りオルゴールを使った療法で、大きなオルゴールに手を当てたり、小さなオルゴールを胸の上に置いたりして音の響きを感じるのだそうです。
試しにオルゴールが置いてある台に手を当ててみると、ビリビリとした振動が!
「近くに立っていると、足元の振動もすごいでしょう。この小上がりの部分は下が空洞になっていて、オルゴールがよく反響するんです。オルゴール近くのカウンター席がこのカフェの特等席なんですよ」
病が緩和するにつれ、オルゴールの魅力に取りつかれた池田さんは、オルゴールセラピストの資格も取得。オルゴール×コーヒーのカフェを始めたそうです。
こちらの看板メニューは、「オルゴールを聴かせながら自家焙煎したコーヒー」。
オルゴールの近くには生豆の入った麻袋が置いてあります。焙煎前にじっくりオルゴールの音色を聞かせることで、コーヒーのえぐみがとれてクリアな味わいになるのだとか。焙煎所でもオルゴールを聴かせながら焙煎しているそうです。
オルゴールがコーヒーの味にまで影響するなんて、なんとも不思議な話ですね。
コーヒーは2種類のブレンド「マイルドブレンド」「ほろ苦ブレンド」、それから数種類のシングルオリジンから好きなものを選べるスタイルです。
スイーツは八柱の「マルサン堂」、常盤平の「やつやつ」、流山の「tronc」ほか、鎌倉や福島など数カ所のお菓子屋さんから仕入れた焼き菓子をいただけます。
来てくれた人にぜいたくな時間、くつろげる時間を提供したい。
そんなコンセプトのTokoa coffee。
ちょっと駅からは離れていますが、そのぶんぜいたくなくつろぎ時間を味わえるカフェ。ぜひお散歩がてら、足を延ばしてみてくださいね。