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幻のブランド鰻が味わえるみのり台のうなぎ屋さん

うなぎ割烹 にし村

こんにちは。にじねこMiiです。

 

今回ご紹介するのはうなぎ屋さん。新京成線「みのり台」駅から徒歩3分ほどの「うなぎ割烹 にし村」です。こちらのお店、国産うなぎの中でもめったに出会うことができない、「共水」と呼ばれるブランド鰻が食べられるお店なんです。「共水」・・初めて聞きましたが、どんなうなぎ?

うなぎ割烹 にし村

出迎えてくれたのはオーナーの西村淳司さん。ガンコな職人かたぎの方を想像していましたが・・物腰柔らかな、お若いご主人でビックリです!

うなぎ割烹 にし村

西村さんは、うなぎの老舗である「つきじ宮川本廛(みやがわほんてん)」で長く経験を積んできました。住まいのある松戸で自分の店を構えたい、と2017年6月に「うなぎ割烹 にし村」を開店。「つきじ宮川」でその腕を認められていた西村さんは、独立の際、代々受け継がれてきた”秘伝のたれ”を譲り受けたそうです。以来、西村さんはそこに毎日つぎ足しをしながら、伝統の味を育て続けています。

うなぎ割烹 にし村

 

「うなぎ、見てみます?」と聞かれ、思わず「ぜひ!」と即答。生きたうなぎを見せてもらえるチャンスなんてそうそうありませんからね。大きな黒い容器に入れられたたくさんのうなぎが、中で元気に動き回っています。左側が「共水」、そして右側が鹿児島産のうなぎだそうです。比べてみると、色や大きさが少し違うみたい!

うなぎ割烹 にし村

中にはかなりやんちゃなうなぎもいますねー!「これ、逃げたりしないんですか?」と聞いてみると、やはり今まで何度か苦い経験があるそうで・・(;’∀’)。

 

ところでこのうなぎたち、水の入ってない容器の中にいますが平気なんでしょうか??

 

うなぎは、水がないところでもしばらくは大丈夫なんだそうです。うなぎはエラだけでなく、皮膚でも呼吸する魚。体を覆うルチンと呼ばれるヌルヌル成分が身体が乾くのを防いで、陸上での皮膚呼吸を助けているんだとか。うなぎって日本人には身近な存在ですが、ほかの魚とはちょっと違う不思議な生き物なんですね。

うなぎ割烹 にし村
「にし村」のメニューは、「共水うなぎ」と、厳選された国産のうなぎ(産地はその時によって変わります。)がベースになっています。コース料理やうな重、蒲焼などのほか、「肝焼き」、「うまき(うなぎの蒲焼を巻いた卵焼き)」、「うざく(うなぎときゅうりの酢の物)」などの一品メニューもおすすめ!また平日には、10食限定のお得なランチセット(2,300円)もあります。

 

さてにじねこはちょっと贅沢に、「幻のブランド鰻 共水」(4,800円)を頼んでみました。やはり看板メニューは押さえておかないと・・♪

 

ちなみに「共水」は養殖うなぎとして日本初のブランド鰻。静岡県焼津市にある養殖場で、大井川の伏流水を井戸でくみ上げ、徹底的に管理し育てられています。飼育できる数に限りがあるため、共水を仕入れることができるのはその腕を認められた約40店舗のみ。西村さんのお店はその限られた店舗のひとつなのです。

うなぎ割烹 にし村

でてきた「共水」のうな重、うなぎの横にはわさびが添えられ、お新香がついています。いただいてみると、脂ののりがよくてふっくら軟らかい!しかもとても上品な脂でとろけるようです。秘伝のたれのちょうどよい味加減と相まって、じっくりと楽しみたい味。また、一緒に注文した「肝吸い」(300円)は臭みもまったくなく、出汁も優しい味付けでした。

うなぎ割烹 にし村
 

さて西村さんにお願いして、厨房でうなぎを焼くところを拝見!うなぎは、焼く→蒸す→たれにつけてさらに3回焼く、という工程を繰り返します。見せていただいたのは、蒸し器から取り出したうなぎにたれをつけながら炭火で焼くところ。

うなぎ割烹 にし村

はじめは少し焼き目をつける程度。その後またたれをつけて焼くことで照りをだし、最後に炭のいぶした薫りをつけます。

うなぎ割烹 にし村

小さい頃から料理が大好きだった西村さんにとって、料理の道を選んだのはごく自然なことでした。厳しい下積みのときも、自分が本当に好きなことだからこそ乗り越えられたといいます。うなぎだけでなく、和食の腕も磨いたという西村さんは、メニューの中に和食の一品料理もとり入れています。

 

最近は遠くから足を運んでくれる方も多いそうで、取材に伺ったこの日は、わざわざ栃木から来たというお客さんもいらっしゃいましたよ!

うなぎ割烹 にし村

ひとつひとつの仕事に込められた職人としてのこだわりと、たしかな技術があるからこそ、匠の店として認められている今があるんですね。

うなぎ割烹 にし村

夏の「土用の丑」のイメージが強いうなぎですが、じつは秋が一番脂がのっておいしい時期なんだとか。ちょっと贅沢に、めったにお目にかかれない幻のうなぎはいかがですか?

 

以上、にじねこMiiがお送りしました。

 

 


この記事のカテゴリー: みのり台 グルメ, 寿司・割烹・和食

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