2019.06.04
専門店でこそ味わえるとんかつの味
サクっと上手に揚がったとんかつが食べたいとき、私は迷わずプロにお任せします。
…で、いかにもおいしそうな雰囲気のお店、五香のとんかつ屋「かつ德」さんにおじゃましました。
五香での営業は平成元年から。それ以前はみのり台で営業していたそうです。
わたしが訪問したのは、令和元年。偶然とはいえ、時代の節目に取材させてもらえてうれしいです!
とんかつ屋を始める前から、イタリアン・フレンチ…、ジャンルを問わず様々な料理の勉強をしてきたという店主の小林さん。
何より「自分がおいしいと思ったお店」で働いてきたといいます。
中学入学のお祝いに、従妹のお兄さんが勤めるとんかつ専門店でごちそうになったのがそもそものはじまり。
「こんなに美味しいものがこの世にあったのか!!」と衝撃を受けたそうです。
以来、一日一食はとんかつを食べないと調子が出ない!ってほどのとんかつ好きになったそうです。
私は「ひとくちかつ定食」(850円 価格は全て税別)をお願いしました。
ちなみに小林さんからは「一番はとんかつ定食だと思いますよ」とのオススメがありました。
お話していると間もなく、プロが揚げた見るからに「サクうま」なとんかつが運ばれてきました♪
キャベツの千切りの美しさとボリュームも、野菜好きにはうれしいですね~。あさりのお味噌汁と自家製のぬか漬けも、いいお味でしたよ!
「とんかつを上手に作るには良い材料を選んで」と小林さん。
お肉・パン粉・油、全ての材料を厳選してそろえたとき、バランスのとれたおいしいとんかつに仕上がるんですって。
仕入れ先は目の届く範囲で。お肉は千葉や茨城の長くお付き合いしている所があるそうです。
油は植物性で、菜種とごまの混合を使用。パン粉は、メッシュの大きさといった細かいオーダーにも対応してくれる「パン粉専門」の業者さんがあるとか。へー!初めて聞きました。
「うちはお客さんのほとんどが常連さんなんです。金曜日の夕方を楽しみに、いつも食べに来てくれる方もいらっしゃいます」
そうなんですね…、いいお話です。時代が変わっても「お気に入りのお店」が変わらずあるのっていいですね(^-^)