2023.07.07
一つ一つ「ちゃんと」向き合って「ちゃんと」修理します。
今日は松戸駅から徒歩5分ほどの場所にある「修理の店 うんすい」さんをご紹介します。
2020年12月にオープンし、地元の皆さんに親しまれ愛されている修理屋さんです。
タイトルに掲げた「ちゃんと」というワードは、オーナーの古澤さんが修理をするうえで大切にされているこだわり。
「ちゃんと」履ける。「ちゃんと」使える。この「ちゃんと」が示すニーズは人それぞれ違うもの。
目の前のお客さまが求める「ちゃんと」にとことんこだわるのがうんすいさんの修理の基本だそうです。
筆者がうんすいさんを知る前、「修理屋さん」と聞いて真っ先に思い浮かんだのは、靴、バッグ、傘の修理、刃物研ぎや合鍵作製でした。
うんすいさんでも基本メニューになっています。でも、うんすいさんにとってこれらはほんの一部。
修理については、家電・溶接・貴金属・時計以外は何でも直します!とのことです。
どんな状態のものでも、お客さま一人一人とじっくり対話しながら、どう修理するか、どこまで修理できるかを丁寧に見極めるそうです。
そんなオーナー古澤さんのお人柄と技術力にほれ込んで、松戸のみならず、他県からも足を運ばれる常連さんも多いとか。
さて、この続きはまた後で。
まずは修理品をご覧ください。
かなり年季の入った折財布…
↓ えっ!!まるで新品!!
粉々になった眼鏡のツル。さすがにこれは眼鏡屋さんじゃないと無理じゃない?
↓ 大丈夫!むしろ元のよりおしゃれ!
お気に入りのスマホケース。機種変更で使えなくなってしまうことありますよね。
↓ おまかせあれ!ホルダーサイズとカメラの穴の位置だって変えられます!
傷んだブーツの内張りだってこんなにきれい!
ご紹介したものはほんの一部です。
うんすいさんのSNSにはもっとたくさん掲載されているので、そちらもぜひご参照ください。
さて、うんすいさんでは、リメイクやカスタムメイド、オーダーメイドも幅広く手掛けられています。
ときには常連のお客さまのご要望で全くのゼロから作ってしまうこともあるそうです。
これらはサンプル品ですが、材料の調達から全て古澤さんお一人の手によるものです。
こんなにおしゃれでかわいくて、しかも一点もの!筆者は驚くばかりでした。
こちらは釣り竿!これも正真正銘のうんすいオリジナルです。
筆者が一番驚いたのはこちら。この釣り竿を作るために作ったという道具!!
ものづくりを追求するがあまり、道具も手作りしてしまうとは、手先が器用な古澤さんだからなせる技ですね。
では、そろそろ先のお話の続きをしましょうか。
このすご腕オーナーの古澤さんは40歳のときに修理の道に入られたそうです。
「修理」という天職に出会うまでは、バイオリン工房の職人から有名ホテルでのバーテンダー、オートバイレーサーだっとこともあるとか。
さまざまな経歴を経てたどり着いた修理のお仕事は、チェーン店の従業員からスタートし、都内でフランチャイズ店のオーナーだったこともあるそうです。
独立を決意し、選んだ地は幼少期から住み慣れていた松戸でした。
幅広く豊かな経験をされていることもあって、古澤さんはとてもお話し上手。
ご近所の常連さんは、ただ修理を注文するだけではなく、古澤さんとのおしゃべりも楽しんでいるそうです。
お客さまが求めている「ちゃんと」もそんな何気ないおしゃべりの中から巧みに引き出し、「ちゃんと」お応えしているのだろうなと思いました。
せっかくなので、最後にクイック修理を実演していただきました。
※写真は上→下 がビフォー→アフター です。
いかがですか。2足でおよそ30分。
スニーカーは、恥ずかしながら取材時に筆者が履いていたものです。
すり減って穴の開いたソールを市販の修理キットでパテ埋めしていたのですが、古澤さんの手でソールが新品のようによみがえり、なんだか足取りも軽くなりました。
皆さんもおうちに眠っているちょっと傷んでしまった愛用品を「修理の店 うんすい」さんで修理してみませんか。
捨てられないけど使えない…、あなたのそんな大切な品が「ちゃんと」よみがえりますよ。
※掲載している写真の一部は、オーナー古澤さまのFacebookより許可を得て引用しています。
修理の店 うんすい
Address
〒271-0077 千葉県松戸市根本452
Tel
047-361-2410
営業時間
11:00~19:00
定休日
火曜定休