新津田沼駅からほど近いところに、気になるカフェを見つけました。「ゆずカフェ」さんです。

通り沿いをちょっと奥に入るので、見落とすかもしれませんが、親切な案内看板があるのでご安心ください。

築80年を超えた日本家屋をそのままにカフェスペースとして開放し、今年の秋で5年目になるそうです。今でいう「古民家カフェ」ですね！オーナーの山﨑さんのお話では、古くからある日本家屋の造りは大体同じ間取りになっているということ。どうりで、田舎の祖父母の家を思い出したわけですね～。

特にこの感じ。日本人形やこけしがたくさん飾ってあったのを思い出しました。

店名のとおり、お店にはシンボルツリーのゆずの木があります。

「うちのゆずの木には、毎年たくさんの実が付くんです。地域の方々にお裾分けをしたところ、お子さんからお礼の絵手紙が届きました。うれしくて、もっといろんな方たちとコミュニケーションが図れたらな、と思ったんです」

カフェのメニューは、定番ものと季節ものを合わせてシンプルに。まずは、ゴロゴロ根菜がおいしそうな「牛肉と根菜のカレー」（ミニサラダ付き）をオーダーしました。ほどよい辛さで食べやすく、何より根菜の歯応えに満足です。

次は自家製あんみつ（お好みでバニラか抹茶のアイスを付けることもできます）とコーヒーをお願いしました。特に白玉がおいしい～♪また食べたくなります。手作りならではのモチモチ食感が忘れられません。それにあんみつとコーヒー。この組み合わせ、とても合うんです。山﨑さんはお店のコーヒーを選ぶ際、和菓子とも相性の良いものを探したのだとか。一度、お試しください。

洋室のテーブル席もあります。

入ってすぐにあるピアノは置いてあるだけでもすてきですが、週に一度、生徒さんがレッスンにいらっしゃるそうです。しばらく弾かれずにいたピアノでしたが、カフェを開いたことがきっかけで、再び美しい音色を奏でています。

「新京成沿線にお住まいのお客さまがほとんどですが、中には都内からいらっしゃる方も多いですよ」

これから先も、意外な方との出会いがあるかもしれませんね。始めてみないとわからないことって、たくさんある気がします。

木や畳の感覚を思い出したくなったら、ひと息つきに、またゆずカフェさんに足を運びたいと思います。