2020.09.09
チーズ好きさん必見!輸入チーズがお得に買えちゃう食品会社
こんにちは。にじねこMiiです。
今回はちょっと不思議な食品会社をご紹介。聞くところによると、輸入チーズがお得な値段で手に入れられるとひそかに人気なんだとか・・?
場所は鎌ケ谷市の軽井沢。
「トフコ株式会社」という会社です。
この看板を目印にしてくださいね。
会社の敷地内にチーズの店があるというわけではありません。一角にある事務所の受付で、チーズを買いたいことを伝えてみてください。するとなんと!事務スタッフの方がこんな風に、数種類の輸入チーズが入った箱を出してきてくれるんです!
まるでレンガみたいな大きさのチーズや使い勝手のよいシュレッドチーズなど、これはチーズ好きにはたまりません!しかもかなりのお手頃価格なんですよ。例えば上の写真手前にある「ゴーダ」は800gというボリュームで¥540。また下の写真のカットチーズ各種(40g)は¥270というお手軽さ!あまりスーパーでは見かけないものもあり、正直どれにしようか迷っちゃいます。
でもどうして会社の事務所でチーズの販売をしてるんでしょう??
社長の武山万里さんのお話で謎が解けました。
「トフコ株式会社」はフランスやイタリアからの輸入チーズをカッティングしている会社。取引先からの要望に合わせてチーズを切るのですが、もともとの大きさが不ぞろいなので、どうしてもハンパな部分が出てしまうのです。そのため、この部分をおつまみ用にパックして販売するようになったのだとか。
もともとは近所にある「亀戸食品(有)きりみ屋」さんから、第二土曜日にやっている「土曜市」を一緒にやらないか、と声をかけられたのがきっかけでした。今では輸入チーズがお手頃価格で買えることが口コミで広がり、土曜市だけでなく、平日にも一日数組のお客さんが会社の事務所を訪れるんだとか。ひそかな人気ぶりがうかがえますね。ちなみに訪れるタイミングによって、置いてあるチーズの種類や数は違うそうです。
今回特別にチーズをカッティングするところを見せていただきました。工場の中では、スタッフの皆さんが作業の真っ最中。チーズはなんとすべて手切りなんだそうです。
ちなみにこの赤いワックスでコーティングされているのはオランダの「エダムハード」。指定された重さにひとつひとつ手でカットするなんて、これは熟練の技ですね。
ところでこの「トフコ株式会社」、チーズを切るところを見せていただきましたが、チーズカッティング会社というわけではないことも書き添えておきます。
もともとトフコは「食品添加物」を扱う会社。食品添加物と聞くと「体によくない」とか「混ぜ物」といったイメージが先行する方もいるかもしれません。でも本来は、食品の加工や保存をしたり味付けをするために使う、調味料や保存料、着色料などのことをまとめて「食品添加物」と呼ぶのです。
安全性が認められたものであることはもちろんですが、その定義に「天然」・「合成」の区別はなく、例えばシソの葉やクチナシなど、昔から着色料として使われてきたものなども含んでいます。
トフコでは取引先の要望に合わせて、さまざまな種類の食品添加物を配合しています。分かりやすくいうと、ゼリーの「くちどけをよくする」とか、まんじゅうの「鮮度をおいしく保つ」など、その添加物によってそれぞれの働きがあるのです。
トフコで配合しているものがスーパーの店頭に直接並ぶことはないため、なかなかその業務内容もイメージしにくいのですが、私たちが便利でおいしい食生活を送るために、一役も二役も買っている会社なんです。
では最後に、この日に買った数種類のチーズをどんなふうにしていただいたのか、ご参考までに・・。ちなみに今まで全く知らなかったチーズもあったので、そちらも試してみましたよ♪
例えばこちらのパンにのせたのはドイツの「ステッペン」。口に入れた瞬間、ミルクの味と香りが広がります。
あるいは濃厚な味わいの「コンテエクストラ(フランス)」もおすすめ。
そしてとっておき!今の季節ならではのこんな楽しみ方はいかがでしょう?
新京成線沿いはご存知のとおり、梨の一大産地。スーパーでピザ生地を買ってきて、スライスした梨とたっぷりのチーズをのせてオーブンで焼けば、「梨ピザ」の出来上がりです!
せっかくなので「レッドチェダー入りミックス」と「ゴーダ」の2種類で食べ比べをしてみました!その結果、個人的には「ゴーダ」の梨ピザ蜂蜜がけがお気に入りです。種類によって味わいも違いますし、ほかのチーズでも試してみて、自分好みの味を見つけるのも面白そうです。軽食やデザートにもぴったりですよ♡