2020.06.17
ほかと同じじゃつまらない!がモットーのお寿司屋さん
こんにちは。にじねこMiiです。
街の小さなお寿司屋さん。気になってはみても、のれんをくぐるのはなんとなく勇気がいるもの。
そんな中、取材に訪れたのがこちらのお店
「やばしら すし勘」
「やばしら すし勘」は新京成線「八柱」駅近くに40年以上も店を構えるというお寿司屋さん。こんなに長くやってるお店だもの、ご主人は職人気質の頑固一徹なオヤジさんかも・・?とちょっとドキドキしながら中に入りました。が、いい意味で裏切られました!定番のお寿司へのこだわりに加え、ユニークなメニュー盛りだくさんの、遊びゴコロのあるお店だったんです。
ではまずランチメニューからいただきましょう。
「バラちらし(¥1,300)」はサラダとみそ汁付きですが、+¥500の「得々セット」で茶碗蒸しとアイスも付けちゃいました☆
出てきたバラちらしを見て思わず「ハァ~♡」とため息!白い洋皿いっぱいに盛り付けられた宝石箱みたいな一皿に、女子のココロは一瞬でわしづかみにされました♪
しかもこのランチ、あちらこちらに隠されたこだわりがあるんですよね。ボリューム満点のサラダの上には揚げた千切りポテトがトッピングされていたり、みそ汁にはかきもちが浮かべられていたり・・。ともすればそのまま見過ごしてしまいそうなところにも、一工夫が加えられています。
ランチだけでもなかなかのボリュームなのですが、お品書きにあったちょっと変わったメニューもぜひ食べてみたい!というわけで、まずはこちら。「うにく?(1貫¥850)」。読んで字のごとく、「うに+肉」のお寿司です。炙ったA5ランクの特選黒毛和牛の上に、うにが載っているという贅沢なお寿司!
わさびたっぷりですがご心配なく!これがまたちょうどいいアクセントになってるんです。
ご主人の佐久間寛さんいわく、「これを口に入れた時のね、お客さんの顔がいいんですよ!」
それ分かる気がします!だって口に入れた瞬間、舌の上でとろけるような食感で、これはもう誰だって幸せいっぱいの顔になっちゃいますよ♪なんでも、牛肉はお客さんの目の前で炙るので、それを見た隣のお客さんもつい食べたくなって頼んでしまう、という一品なのだそう!
さらにはこちら、「のどぐろ焼ずし(2貫¥950)」。
南蛮みそを間に塗った高級魚のどぐろのお寿司を、遠赤外線のロースターで焼いています。熱々を頬張ると、のどぐろが口の中でほろり。南蛮みそとのどぐろの相性が抜群です。やけどしちゃうほど熱いので、25秒待ってから食べてくださいね!
そして一見デザートのように見える「ガリとまと(¥350)」。
しっかりとした甘酸っぱい味付けのトマトの上に、ガリと大葉がのっています。「いつも脇役のガリをなんとか主役にしてあげたい!」というガリへの愛情から生まれたメニューなんだそう。酢の酸味とフルーツトマトの甘味のバランスがよく、ガリとの意外な相性にも驚きです。よーく混ぜて召し上がれ。
この他にも思わず頼みたくなるメニューがたくさん!すでに全国区で有名な松戸のパン屋さん「Zopf(ツオップ)」のパンを使った「玉子パン(¥250)」(お土産用)も気になりましたが、さすがに食べすぎたので次回のお楽しみにとっておくことにします。
それにしても、わくわく楽しい気持ちでおいしいものをいただけるって幸せなこと!どうしてまた、こんなに斬新でユニークなメニューがたくさんあるんでしょう?
お店に立つ佐久間さんと息子さん、それに義理の息子さんの3人は口をそろえます。
「だってほかと同じじゃつまらないですからね。」
お客さんがあっと驚き、喜ぶようなメニューを考えて、食べた時のお客さんの反応を楽しんでいる!きっとそんな感じなのでしょう。店内のあちらこちらにも遊びゴコロが感じられます。
「前は『寿司屋なんだから寿司しかおかない!』っていうくらい固かったんですけどね。昔に比べたらずいぶん柔らかくなりましたよ。」と苦笑いする佐久間さん。
ちなみにユニークで斬新なメニューがそろった「すし勘」ですが、もう一つのお店の自慢は「日本酒の品ぞろえのよさ」なんだそうですよ。さすがお寿司屋さん、日本酒にもかなりのこだわりがあるようです。日本酒好きな方はぜひ、おいしいお寿司と一緒に、選りすぐりの日本酒を楽しんでみてください。
取材の最後に、にじねこは佐久間さんたちにこんな言葉をかけられました。「今開発中のデザートがあるんですけど、何だと思います?・・・・じつはサーモンジェラートなんです(笑)」
サーモン!ジェラート!
衝撃の一言でした・・。次にお店を訪れるときには、サーモンのジェラートにも出会えるかもしれません。
以上、にじねこMiiがお送りしました。