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おもしろいことが始まる?!クリエイターが集う八柱のスポット「せんぱく工舎」~後編

こんにちは。にじねこMiiです。

 

前回「おもしろいことが始まる?!クリエイターが集う八柱のスポット『せんぱく工舎』~前編」で、松戸市に昨年できた、今大注目の「せんぱく工舎」をご紹介しました。今回はその後編です。

 

「レトロサイクルアンドカフェ」

せんぱく工舎

「レトロサイクルアンドカフェ」の入り口を入ると、中には2つのお店があります。ご夫婦でそれぞれのお店をやっているのです。

 

ひとつは「レトロサイクル」という自転車屋さんで、店主はダンナさまの髙田ユキヲさん。そしてもうひとつの「レトロキッチン」というカフェは、奥さまの筒井さやかさんが切り盛りしています。お二人とも平日は別の仕事があるため、基本的には週末の営業が中心となります。

 

「レトロサイクル」

「レトロサイクル」は、世界にたった一台の昭和レトロな自転車を作ってくれる、ちょっと変わった自転車屋さん。お店の壁には様々な工具、そして天井からはたくさんの車輪がぶら下がっていて、思わず興味をそそられます。

せんぱく工舎

自転車はデッドストックのパーツを使ったオーダーメイド。お客さんと直接対面し、じっくりと話を聞いた上でつくるのが髙田さん流です。古いものを大事に使ってくれるお客さんのために自転車をつくりたいという髙田さん。お客さんの中には、おじいちゃんの形見の自転車をもう一度乗れるようにしてほしい、という人もいたそうです。

 

週末という限られた中での作業となるため、出来上がりには時間がかかります。だからお客さんとは、そういうこともすべてひっくるめたお付き合い。自転車をつくる時は、お客さんにもあえて参加をしてもらうんだとか!自分自身で部品を磨いたりすることで、より大事に使おうという気持ちになるんでしょうね。

 

組み立て中の自転車を前にしながら話に花を咲かせる様子からは、単に店主とお客さんというよりは、同じものが好きな仲間同士という雰囲気が伝わってきます。

せんぱく工舎

 

「レトロキッチン」

せんぱく工舎

こちらは、奥さまのさやかさんが切り盛りする「レトロキッチン」です。同じく、古いもののよさを大事にする、昭和レトロ感あふれるカフェ。

 

懐かしいデザインのキッチン雑貨や、レコード、他にも昔見たことあるかも??という雑貨がイロイロと並んでいます。おまけに天井やらテーブルの下には、自転車のディスプレイも・・!きっと皆さん、見たらビックリしますよ♪

せんぱく工舎

さて昔懐かしの昭和の喫茶店をテーマにした「レトロキッチン」の看板メニューは「鉄板ナポリタン」(¥750)。鉄板の卵の上に太麺のナポリタンが載っていて、卵と絡めるとまろやかな味わいこの「鉄板ナポリタン」は名古屋風で、喫茶店文化が根付いた名古屋ではおなじみのメニューなんだとか♪

せんぱく工舎

そしてもうひとつのおすすめはこちら。黄色いカステラの中に羊かんを挟んだ「シベリヤ」(¥350)です。全てさやかさんのお手製で、中の羊かんは甘さ控えめ。昭和を代表するお菓子で、カステラは焼いた後に3日間寝かせるので、とっても手間暇がかかっています。横にアイスが添えられているのがうれしい!周りについているザラメが素朴な懐かしさを感じさせてくれます。ぜひブレンドコーヒー(¥400)と一緒に味わってみてください。

せんぱく工舎

八柱で「レトロサイクルアンドカフェ」をオープンする前は、都内の墨田区にお住まいだったお二人。もともと自宅を改装して、髙田さんが週末に「レトロサイクル」を営業していました。一方、さやかさんはふだんの自分の仕事をやりつつ、「爬虫類館分館」というカフェで月に一日だけ店長をやっていたんです。(今も一日店長は継続中。)

 

自分のカフェを持ちたいと思いながらも、自宅のスペースの都合上、実現できないでいたさやかさん。「せんぱく工舎」との出会いを機に、八柱にお二人で自転車屋とカフェの両方をオープンすることを決め、家族で松戸に引っ越してきました。

 

「レトロサイクルアンドカフェ」は、自転車好きな人たちが集う一方で、懐かしのメニューを楽しみながら、いつもとは少し違う時間を過ごすことができる不思議な空間です。

 

【レトロサイクル】

<営業時間> 11:30~19:00 

<定休日> 月火水木金

  *詳しくはFacebookでご確認ください。

https://www.facebook.com/retrocycle.tokyo/

 

【レトロキッチン】

<営業時間> 11:30~19:00

<定休日> 月火水木

*毎月第3日曜日は、都内墨田区の「爬虫類館分館」にて出店。月により営業日など変更あり。詳しくはHPでご確認ください。

https://www.retrokitchen.tokyo/

 

「el arca(エル アルカ)」

「el arca」はスペイン風のタパス(小皿料理)を提供するバル(スペインの居酒屋兼食堂)です。店内の黒板にはその日のメニューがズラリ。オーナーシェフの中田亘さんが毎日直売所などをまわって材料を仕入れてるため、内容は日によって違います。

せんぱく工舎

メニューの中からちょっと気になるお酒を発見!スペインとフランスにまたがるバスク地方で作られた地酒「チャコリ」です。細長い瓶に入った微発泡のワインで、高いところからグラスに注ぐのが本場のやり方なんだそう。こうなるとやはりおいしいタパスも欲しくなりますよね。

 

「牛ステーキ」(¥800)はミスジ(牛の肩から腕にある部位)を使ったステーキ。中はレアくらいがおすすめ!

せんぱく工舎

この日の「おまかせサラダ」(¥500)はピスト(スペイン風ラタトゥイユ)のサラダ。トマトの甘味が際立っています。アスパラなど季節の野菜の上には、ピストと共にマンチェゴという羊のチーズがトッピングされていました。

せんぱく工舎

「エビとキノコのアヒージョ」(¥700)は「自家製パン」(¥100)との相性もばっちりです。

せんぱく工舎

「ナスのスパイシー酢漬け」はさっぱりとしていて、お肉やアヒージョのあとにいいですね♪

せんぱく工舎

松戸出身の中田さんはいくつかのお店で経験を積む中で、いずれは松戸で自分のお店を持ちたいと思っていました。たまたま、リノベーション中のせんぱく工舎の前を通りかかったことが、ここにお店をオープンするきっかけになったといいます。日々おいしいお酒や料理の素材を求め、アンテナを張る中田さん。「el arca」というお店の名前は、スペイン語で「宝箱」「箱舟」という意味なのだそうです。

 

【el arca】

<営業時間> 16:00~22:00

<定休日> 日月 

*お昼は予約のみ受付。月により変更あり。詳しくはInstagramでご確認ください。

https://mysocialmate.com/u/arca404

 

さいごに

作家やクリエイター、カフェや書店など、様々なジャンルの人やお店が集まる「せんぱく工舎」。運営母体である「omusubi不動産」主催で、6月と11月の年に2回、「せんぱく工舎」全体のイベントを開催しています。通常は一般公開されていない2Fにもこの日は足を運ぶことができるので、クリエイターや作家さんたちの日ごろの活動を知るまたとないチャンス!また、入居者さん主体でイベントを企画・開催することもあるので、ぜひ「omusubi不動産」のHPをチェックしてみてください。

https://www.omusubi-estate.com/?cat=13

 

ちなみに「せんぱく工舎」には、入居者のイラストレーターさんが考えた、かわいい非公認キャラクター「せんぱくま」もいますよ

せんぱく工舎

今回の取材では、それぞれ自由な発想で個性豊かな生き方を楽しんでいる店主さんたちにお会いすることができました。取材中も、2Fの入居者さんが1Fにごはんを食べに来ていたりと、「せんぱく工舎」全体でお互いに交流しながら、刺激し合っているようにも見えます。まだまだこれからおもしろい化学反応が起こりそうな予感がして、目が離せません。

 


この記事のカテゴリー: 八柱 グルメ, ショッピング, 雑貨・インテリア, 洋食, スイーツ, 書籍・ホビー, 食品・飲料, バル, お持ち帰りグルメ, カフェ

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