2017.03.27
昭和2年創業、季節の手づくり和菓子が人気
春のお菓子といえば、何を思い浮かべますか?
花見団子、桜餅、道明寺、よもぎ餅などなど。
私、お花もいいけれど、和菓子屋さんの店頭ほど季節を感じるのにもってこいの場所はないのではないかと、ひそかに思っているんです。
松戸駅からほど近い相模屋菓子店でも、3月~4月は桜餅、5月は柏餅、6月は麩饅頭が店頭に並ぶそうです。冬には焼き芋、夏にはかき氷と、季節感満載。
新京成配布「おでかけ日和2016」掲載の、人気のかき氷は、お店の前にのぼりが立つまでお待ちくださいね。
とはいえ、近年、季節を問わず人気の商品もあるのだとか。
それがこの、栗むし羊かんです(写真は半分サイズ450円)。
テレビで紹介されたことがあり、その後、季節を問わず息の長い人気商品になっているのだとか。遠方から何度も足を運ばれる方もいるそうですよ。
なるほど、ずっしりした見た目とは違い、口に入れるとしっかり小豆の味を味わえて、甘さもしつこくなく、いくつでも食べられてしまいそう。
昭和2年創業の相模屋菓子店は創業90年になる老舗。現在のご主人は4代目の砂押安信さんです。
こちらのお店には、栗むし羊かんをはじめ、代々のご主人が味を継ぎ、のれんを守ってきた歴史があります。しかし、じつは安信さんが考案した新しい和菓子もあるんですよ。
それが、この、そば焼もち(140円)。
よその和菓子屋さんではあまり見かけない品です。
焼き色ふくめ、姿がきれい。
口に入れると、ほんのりとそば粉の香りがひろがります。また、甘さ控えめの粒あんと合うんです。「寒い時期の定番」とのことですが、もしかしたらまだ店頭にあるかも。濃いめの緑茶と一緒に、どうぞ。