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軽やかな風に誘われ、春のお茶会へ♪

京成津田沼の駅ビル5階に、今まで気付かなかった場所がありました。なんと茶室です…!

春のお茶会が催されるとのこと。新しい季節の移り変わりを感じるこの頃、雅な気分に浸るべく行ってまいりました。

5階からの景色です。駅ビルに存する異空間、といった感じですね。意外と知らない方が多いみたいで、私も驚きました。

このように一礼を。お茶室に入る前の作法があるのですね。背筋が伸びる気がします。

初めに、進藤先生が自らお茶を点ててくださいます。「日曜茶会は、伝統文化の『茶の湯』を市民の皆さんに、誰もが気軽に体験していただけるように、との思いがあります」

皆さまが回しているお茶菓子「習志野いん石まんじゅう」は2020年7月、習志野市に落下した隕石からヒントを得て、地元の和菓子屋さんが考案したもの。こし餡のなめらかさが際立つ、上品なお味です。

私もお点前に入らせていただいたのですが、かなり前に一度、目の前で見たことがあるような気が…?すっかり忘れており、冷や汗をかいてしまいました(;´Д`

「懐紙は『わ』が手前ですよ」と、周りの方々が親切に教えてくださり、助かりました。おいしいお茶菓子をいただきながら、和やかにお茶会は進みます。

器などもじっくり鑑賞しながら楽しむのですね。

お茶会では、お花や掛け軸など季節に合わせて用意されます。旅枕花入れは、黄瀬戸焼。宝船の掛け軸には、回文和歌が書かれています。

回文和歌

「ながきよの とおのねふりの みなめざめ なみのり ふねの おとのよきかな」

春は、新入生や新入社員、進級…、新しい年度に向けて旅立つ季節。進藤先生のお話では、この日のお茶会のテーマを「旅立ち」とし、願いを込めたそうです。

「ここ3年余りの長い間に、人それぞれに経験したこと、描いていたこと、磨いてきた技などを宝物に例えて、新しい年度の始まりにあたり、この宝船のように旅立つことを願いました」

春のお茶会は、爽やかな抹茶の風味と軽やかな風を感じるひとときでした。

習志野市茶道協会

Address

千葉県習志野市津田沼5丁目12番12号
習志野市役所庁舎分室 サンロード津田沼(京成津田沼駅ビル)5階 茶室

営業時間

月釜 第一日曜


この記事のカテゴリー: 京成津田沼 その他, アクティビティ情報, 体験・教室

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