いつか伺いたいと思っていた「醸しダイニングKOKORO」さん。千葉中央駅徒歩7分のところにあるお店です。

醸し…？と聞いてお気づきの方がいるかもしれません。「発酵」をコンセプトとしたお店なんです。

現在のお店をオープンする前は居酒屋を営んでいたそうですが、社会情勢の変化に合わせて今後の方向性を考えていたところ、いくつかの良いタイミングが重なって今の形態に至ったそうです。

発酵に関することに詳しい方と交流のあるオーナーの小関さん。発酵の分野に奥深さを感じ「この道にハマった」のだそう。小関さんは今まで、店舗の経営から和食・洋食を含む幅広いジャンルで料理を学んできました。「発酵食材を使った料理には、味の広がりを感じる」このひと言、発酵食の捉え方がプロフェッショナルですね～。

早速、何かお料理を頼んでみます。「発酵屋さんのオムライス」…？いきなり気になります！「発酵サラダ」なんていうのも。この気になる感が上回ったのは、自家製発酵ドレッシングを2種類使う発酵サラダでした。玉ねぎの白とニンジンのオレンジが鮮やかな、甘こうじと酢がベースのドレッシングです。

まず驚くのはこのボリューム！器は、ラーメンどんぶりのような大きさです。サラダを彩るたっぷり野菜。鶏肉やマグロの身もゴロゴロ入っているので、目で見て満たされるとともに、おなかも満足する人気メニューです。

続けて「発酵から揚げ」を。実はお話が弾んでしまい、から揚げを口にするのが少し遅くなってしまいました。「揚げたてをすぐに食べないなんて申し訳ないな～」と思っていましたが、この後発酵から揚げのすごさを実感することになります。

「これは冷めても、とってもおいしいから揚げです！」塩こうじに漬け込んだ鶏むね肉のやわらかさが、冷めるとよりわかる気がします。揚げたてと、両方を試してみたい一品ですよ。

「市販の塩こうじは塩分がやや高めですが、手作りなら塩分をコントロールできますから、いいですよ」…って、エッ？塩こうじのパワーに感動していたら、塩こうじの手作りって、小関さん、ハードル高くないですか？

お店で発酵の料理を提供すると同時に、同じ建物の上の階で、それらの作り方を伝える教室もされている小関さん。日本に古くからある調味料であるしょうゆ・みそ・みりん・酢など多くの発酵調味料は、人の体の内も外も、元ある形に戻る手助けをしてくれるといいます。もともと人が持つ自然治癒力を呼び覚まして、健やかな毎日を過ごしたいですね(^^)