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人と猫を結ぶ高根公団の保護猫カフェ

保護猫カフェ 和風猫本舗

こんにちは。にじねこMii です。

新京成線「高根公団」駅のすぐ近くに、保護猫と触れあえる場所があるのを知っていますか?久しく動物の温もりを感じていないペット不可マンション民の筆者が、猫まみれになる図をひそかに期待しながら取材に出かけてきました。

保護猫カフェ 和風猫本舗

その名も「保護猫カフェ 和風猫本舗」

和風猫本舗の営業は土日祝日のみで、利用料金は高校生以上¥2000、中学生以下¥1000。フリータイム制ではありますが、3時間以上利用して店内が満員の場合には、次のお客さんが来店したときに入店順に交代するシステムになっています。部屋の入り口には猫のおもちゃや猫じゃらしがあるので、自由に使って猫たちと戯れることができますよ。

保護猫カフェ 和風猫本舗

部屋の中に入ると、猫たちの気ままオーラが全開!それぞれ思うままに室内を(かっ)()し、猫じゃらしと遊んだり、お客さんの膝の上で眠ったり・・。一方お客さんはといえば、猫と触れ合いながらゆったりと過ごしている方もいれば、おもちゃを持参して猫との遊びに興じる方もいました。人も猫もそれぞれの時間を楽しんでるようです。ちなみにこちらにはカフェメニューは置いておらず、室内に自動販売機が設置されています。

筆者もモフモフの猫を抱っこし、「ああ、動物のぬくもりってこんな感じだったな~」と久しぶりにその感触を思い出しました。猫ってどうしてこんなに気持ちを和ませてくれるんでしょうね。

保護猫カフェ 和風猫本舗

「和風猫本舗」代表の金井美穂さんにお話を伺いました。

「ここにいるのはみんな保護された猫たちです。一番多いのは途中から飼い主さんが飼えなくなってしまうパターン。こうした飼育放棄は今急激に増えていて、大きな社会問題になっています。また飼い主さんが亡くなったり、高齢で猫のお世話ができなくなって保護するケースや、地域で増えた野良猫の子やケガした猫の保護を頼まれることもありますね」

和風猫本舗では保護猫たちの里親も随時募集しています。カフェで直接猫たちと接したり、毎月第3土日に開催する譲渡会に参加して気に入った子に出会う場合もあれば、マッチングアプリで縁がつながることもあるそうです。猫とのマッチングアプリがあるなんて!今回初めて知りました。実際このアプリをキッカケに、群馬に家族として受け入れてくれる里親さんが見つかった子もいるんだとか。

保護猫カフェ 和風猫本舗

里親を希望する方には、正式な譲渡の前に2週間のトライアル期間を設けているといいます。これは里親さんが実際に一緒に生活してみることで、その子の一生をお世話する覚悟を持てるか判断してもらうためです。命を預かるって簡単なことじゃないですし、一緒に生活して初めてわかることって、きっとたくさんありますもんね。

「里親さんが決まるのって、お嫁に出す感覚というか、親戚関係を結ぶようなものですからね」と金井さん。中には「家に迎えてから一年半経って、ようやく触らせてくれるようになりました!」と喜びの声を伝えてくれた里親さんもいるそうです。金井さんにとっては、きっと言葉に表せないほど嬉しい瞬間だったでしょう。

保護猫カフェ 和風猫本舗

それにしても、ここにいる猫たちは過ごし方も本当にさまざま。床に落ちていたラベルを見つけたかと思うと、さっそく猫パンチでおもちゃにしてみたり・・。そのあとすぐにほかの猫たちも寄ってきて、奪い合い状態になっていましたけどね。

保護猫カフェ 和風猫本舗

「ここには好奇心旺盛な子もいれば、人やほかの猫にはなじまないけど、自分の落ち着く場所を見つけて過ごしている子もいます。たとえばそこにいるすずなは、人には慣れないし触らせません。でもそこの場所にはなじんでますよね。」

そう金井さんに言われ、うしろを振り返ってみると、仕切り板の上からじっとこちらを見つめるすずなと目が合いました。

「すずなは一匹でいるのが好きなので、基本的に放っておいてほしいタイプ。自分の居心地のいい場所を見つけてそこにいるんです。ごはんの時だけ寄ってきますね。人に触られたくない子は、手の届かない高い場所にいることが多いです」

周りをよく見てみると、自販機の上やケージの上などに数匹で寄り添って寝ていたり、カーテンの陰にいて尻尾だけ見えてる子もいます。驚いたことに、この部屋にはなんと70匹近い猫がいるんだそうです。ここには里親募集中の猫だけでなく、金井さんが自分で引き取った子や、依頼主さんの希望でここに預けられている子もいるといいます(有料)。

それではそんな保護猫たちの中から何匹かをご紹介しましょう。

まずは金井さんに抱っこされる虎太郎(こたろう)

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保護猫カフェ 和風猫本舗

虎太郎はもともと近くの団地にいた野良猫でした。団地ではペットを飼えないため、野良猫にエサをあげて増えてしまうケースがあるのだそう。そんな中、「和風猫本舗」では子猫あるいは虐待などでケガをした猫を保護することも多く、虎太郎はそんな中の一匹だったといいます。

 

弥生

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保護猫カフェ 和風猫本舗

ケガをして瀕死の状態だったところを保護された弥生。中学生が泣きながら連れてきたそうです。

 

しまじい

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保護猫カフェ 和風猫本舗

しまじいはここで一生を過ごすことが決まっている猫です。もともとは14年間公園で暮らしていた野良猫で、地域の人にかわいがられていました。「自宅では引き取れないけど、最後まで安心して過ごせる場所をつくってあげたい」という有志の人たちが、和風猫本舗にお世話を委託しています。

 

ちゃちゃお

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保護猫カフェ 和風猫本舗

金井さん自身が引き取った保護猫のうちの一匹。カフェになじんでいるため、自宅ではなくここで他の猫たちと暮らしているんだとか。

 

カフェ内の掲示板では、こんな風に里親募集中の猫たちが紹介されています。↓↓↓

保護猫カフェ 和風猫本舗

和風猫本舗のHPにも募集情報が掲載されているので、自宅に猫を迎えたいと考えている方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?

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https://xn--0tr664bhxiv4oht0a.com/

 

保護猫カフェ 和風猫本舗

Address

千葉県船橋市高根台1-7-3 第3大京ビル3階

Tel

047-461-7688

営業時間

12:00~19:00(最終入店18:00)

定休日

月~金曜(祝日以外)


この記事のカテゴリー: 高根公団 その他, 体験・教室

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