2019.01.29
地元の愛が詰まったかわいいコロッケ
こんにちは。にじねこMiiです。
今回はかわいい大仏様のコロッケを食べに「清田精肉店」へ行ってきました。
場所はご想像どおり!そう、日本一小さい大仏といわれる鎌ヶ谷大仏のある新京成線「鎌ヶ谷大仏」駅近くです。
駅を出てすぐの木下(きおろし)街道沿いにあるお店で、実は以前にも一度、CiaOCiaOブログで紹介させていただいていますが、筆者は今回初めての来店です。
「清田精肉店」は50年以上にわたって地元で親しまれてきたお店。店内に入るとお肉のほか、お惣菜や揚げたてのコロッケなどが並んでいます。
さっそくショーケースをのぞくと・・あれ?大仏コロッケのお隣には大仏メンチ?どうやらご兄弟がいらっしゃるようで!
他に「船橋コロッケ」や発売したばかりの「とうきびコロッケ」など、おいしそうな揚げ物が並んでいます。
そしてここではたと、気づいてしまいました。え?ここって鎌ケ谷市のはずだけど・・なんで船橋コロッケ?
ご主人に直球の質問を投げてみたところ、衝撃の事実が判明!
なんと、この「清田精肉店」の住所は船橋市になるんだそうです!
この辺りはちょうど鎌ケ谷市と船橋市の境目にあたり、木下街道をはさんですこし複雑に市が入り混じっているとのこと。
船橋なのに大仏コロッケ!何ともおもしろいですね。
ではせっかくなので、店内のベンチに座って、揚げたての大仏メンチ(150円)をいただきます。
・・うん、まあたしかに大仏様に見えなくもありません(笑)。
袋には何ともありがたいお顔のスタンプが。
あったかい大仏メンチは、肉汁がじわっとジューシーでおいしい!
やっぱりお肉屋さんの店先で食べる揚げたては格別ですね。
ご主人いわく、歩く会のサークルや自転車ツーリングのグループなどが、通りすがりに立ち寄ってコロッケを買うこともけっこうあるそうですよ。
他のコロッケもいただいてみました!大仏コロッケ(手前右側:80円)は、おいものほくほくしたおいしさが楽しめます。
とうきびコロッケ(左側:100円)は、とうもろこしの甘さに思わずほっこり。
そして船橋コロッケ(一番奥:100円)は、なんとあさり入りなんですよね。あさりの佃煮が混ぜ込んであり、思ったより実だくさんです。
ところで、そもそも「大仏コロッケ」はどうしてできたんでしょう?
じつは事の始まりは2006年。
ラジオ番組で、鎌ヶ谷大仏が鎌倉大仏と勘違いされてショックだった、という地元の女性からの投稿が寄せられたのがきっかけでした。
鎌ヶ谷大仏をもっと有名にしよう!という企画が持ち上がり、そのひとつとして大仏コロッケが作られたのだそうです。
地元の商店街では、他にもCDやストラップなど大仏様にちなんだ商品が作られたんだとか。
ちなみになんと大仏様は個人の方が所有しており、つくられたのは江戸時代(1776年)なんだそうですよ!
240年以上前のものとは驚きです!ずいぶん長い歴史があったんですね。
「小さい頃は大仏様の周りでよく遊んだもんですよ。小さい子は大仏様の手の上に載ったりなんかしてね。」と懐かしそうにおっしゃるご主人。
今ではそんな光景、とても想像がつきませんよね。
地元の方の中には大仏様の前を通るたびに手を合わせる方もいらっしゃるそうです。
鎌ヶ谷大仏は清田精肉店と同じく、駅からほど近い木下街道沿いにあります。
高さ1.8メートルのとっても小さな大仏様ですが、地元の方たちにとってはかけがえのない大きな存在なんだなあ、と思いながら、筆者も大仏様に手を合わせて帰りました。