2016.11.21
自家培養酵母と国産小麦でつくるパン
新京成線「みのり台」駅から徒歩3分。商店街の中ほどにあるグランクールは、国産小麦 と自家製の天然酵母にこだわったパン屋さん。
木を使ったやさしい店構えも、なんだかホッとしますね。
お店のオープンは2006年。今年でちょうど10周年を迎えました。
こだわりは、国産小麦 と 自家製の天然酵母 、と店内にも掲げてあります。
ご主人の佐川隆さんが見せてくださった酵母。酵母の仕込みには3日かかるそうです。左が明後日使う酵母、右が明日使う酵母です。温度と湿度に左右されるため、毎日、気を使いながら酵母を育てているのだそうです。
鼻をちかづけると、甘い、なんともいえない香りがしていました。ぶどうからおこした酵母だからかな。
おもに奥様が手がけられているお菓子は、白砂糖不使用。クッキーやスコーンのほか、ケーキやドーナツなど種類も豊富です。ショコラ・ケーキ(¥325)には、オーガニックチョコレートが使われるなど、原料から吟味されています。
もうひとつのこだわり、国産小麦も、いまでは6種類を使っているそうです。
理由を伺うと、安心安全はもちろんですが、一番には味わいがいいから、と教えてくれました。
年配の方は、懐かしい味だといって買いにいらっしゃるそうですよ。
グランクールは、総菜パンも豊富。野菜にもこだわりがあり、千葉県産をはじめとした無農薬野菜をできるだけ使用しているのだそうです。こんなに種類があれば、毎日食べても飽きることはなさそうです。
トランス脂肪酸やアルミニウムなど、少しでも疑問のある食材はできるだけ使わないことにしているため、子育て中のママからアレルギーなどの相談を受けることもあるとか。
飲食店や介護保険施設のほか、保育園にも卸しているので、グランクールのパンで育つ地域の子供たちもたくさんいるんですね。ちょっとうらやましいぞ。