Ohana hall

常盤平駅北口から線路沿いの道をすすむこと約5分。やってきたのはマンションの一階部分を改築したクラシック音楽ホールです。3年ほど前にオープンしたそうですが・・・なぜこんな場所に？？？

写真は建物隣で小さな酒屋をかまえている店主・土屋さん。実は音楽ホールのオーナーさんでもあります。「私の三女が声楽を習っているんですが、年に一回の発表会会場探しが大変で、いろいろ面倒な思いをしていましてね。それと・・・」大型酒類量販店の進出により販売競争が熾烈さを増すこのご時世、酒屋の営業は厳しいらしく「思い切って店舗の大部分を改築してコンサートホールにしたんですよ・笑」

さっそく音楽ホールの扉をひらくと「おお！」と思わず声をあげてしまいました。（ちなみに残音時間は「0.6秒」でした。小さなホールですがしっかりと音が響きわたるように構造設計されているようです。）さらにあのピアノはもしかして・・・

Steinway&Sons社のグランドピアノではないですか！「完璧なピアノ」と称され世界中のリサイタルホールやサロンで使用されている名器です。「ご近所のピアノ教室のみなさんが毎年一回の発表会などで利用してくれるんですよ」（土屋さん）※ホールのご利用料金は3,000円〜/1時間から。詳細はHPをご参照ください。

座席数は50席。パイプ椅子を追加して60席まで増席できます。バイオリンやチェロなどのアコースティック楽器をもちこんで演奏してもよいそうです。ちなみにドラムやエレキベースはNGですのでご了承ください。

ホール裏にあるこちらのお部屋は衣装室。演奏用のドレスやタキシードに着替え、メイクや髪型を整えることができます。小さいながらも演奏者のことをしっかりと考えてくれているんですね。「大工さんからは改築するより新築したほうが安いと言われましたよ」（土屋さん）

演奏会終了後はこちらのマルチスペースにお越しください。食事のもちこみ自由で、併設するキッチンもお使いいただけます。「そしてお酒が必要になったら酒屋の私にご注文ください・笑」（土屋さん）。隅に置かれた大型テレビはカラオケつき。思う存分、喉を鳴らせます・・・って本当にアットホームなコンサートホールですね。「はい、『Ohana』とはハワイの言葉で『家族』という意味です。家族と過ごすような気軽で温かいクラシック音楽ホールにしたいですね」（土屋さん）。何だかとってもこの場所で音楽を聴いてみたくなったな〜。新京成電鉄主催のコンサートとか企画されないかな〜。ではでは、チャオチャオ〜♪