2018.12.18
木々や草花に包まれた、心休まる癒しのスポット
こんにちは! ヴィッキーです。
慌しい毎日ですが、みなさんには心や体を癒してくれる場所はありますか?
金ヶ作育苗圃は知る人ぞ知る緑の園で、リフレッシュにおすすめのスポット。
本当は秘密にしておきたいのだけど、あまりにいい所だから教えずにはいられないのです(笑)。
↑が入り口の看板。
「育苗圃(いくびょうほ)」とは聞きなれない言葉ですが、植物の苗を育てる農場といった意味。
松戸市内の小さな公園や駅前、公共施設などに植えられる花や木の一部が、ここで育てられているのです。
訪れた11月下旬はハボタンやパンジーの苗が育っていました。
草花はビニールポットでタネから育てられ、そろそろ見頃という時期に市内のボランティアグループなどに引き渡されます。
身近にある街路樹の下のお花や、市民センターなどの植物の中にも、ここから出荷されたものがあるかもしれません。
園内は約2haの広さで周辺には農地や小さな林があり、緑がいっぱい。
誰でも入れますが、知らない人が多いのか、いつも静かです。
秋空の下、色づきはじめた木々や小鳥のさえずりに包まれて、ホント気持ちいい~。
園内にはハーブ園、生垣の見本園、芝生、椿の小さな森など、よく手入れされたいろいろなコーナーがあります。
そぞろ歩きながら、知らない花の名前を覚えたりするのも楽しいもの。
↑キャラ、マキ、ツバキ、ドウダンツヅジなどのいろいろな刈り込みが見られるコーナー。庭造りの参考になりますよ。
こちらは圃場の管理を担当する小髙さん。
総勢8名のスタッフや、ハーブのボランティアのみなさんが、場内をいつもきれいに保ってくれています。
「一番の見頃は春ですかね。桜、藤がきれいです。でもどの季節もそれぞれに魅力があり、冬の雪景色もいいものです」
また、木の根や皮で堆肥を作っているせいか、カブトムシなどの昆虫もたくさん集まってくるそう。夏は虫捕りにもよさそうです。
取材中、誰一人、来園者はいなくて私がこの景色と静けさを独り占め。
と思ったら散歩中の方に遭遇。コロちゃんと飼い主さんです。
「この子がここを通るのが大好きなんです。向こうには森があるし、この辺は散歩にいいところです」と飼い主さん。
それでは、園内で見つけた花をいくつか紹介しましょう。
秋が深まっても花々が思った以上に咲いていましたよ。
堂々とした皇帝ダリア。
紅葉の下で咲くツワブキ。
甘くスパイシーな香りのジンジャーの花。
レモンマリーゴールド(左)とアメジストセージ。
小髙さんによると、2018年は台風による塩害が大きく、地域の紅葉はいまひとつなのだそうです。
それでものどかな秋景色がたくさん見られて、満足、満足。
場所は常盤平駅から歩いて7分ほど。
常盤平といえば桜通りが知られていますが、それとは反対側の北口が最寄りです。
駅近にこんなに自然いっぱいの場所があるなんて贅沢ですよね。ただし、公園ではないので駐車場やトイレはありません。
元気がもらえる癒しの場所として、大切に利用したいものです。