2017.08.23
100年続く御滝花園の三代目はお花のスペシャリスト
滝不動駅から徒歩10分の場所にある「御滝花園」、みなさんご存知ですよね!
ハウスの中を見たお客さんが、まず「わあー!」と笑顔になるのがこの光景。
伺ったのは5月後半。5月~9月にかけては、ペチュニア、インパチェンス、ニチニチソウなど色鮮やかなお花が、それぞれ10~15色ずつも勢揃い!
10月~11月頃には寒い時期の花壇を彩ってくれるパンジーやビオラが登場。その数なんと2万株(120~130色もあるそうです)!
11月~12月には、シクラメンの鉢植えが1万株、ポットに入ったガーデンシクラメンが1万株と、すごい数が揃います。
今年でなんと100周年という御滝花園の代表を務めるのは、三代目の三好邦周さん。
大学の農学部を卒業後は、オランダに留学して学んだ、植物のスペシャリスト。
海外で同業の方と学び、生活する中で感じたのは、日本よりもずっとお花が身近なこと。いつもお部屋に花を飾ったり、10代、20代の若者でも気軽に花を贈り合ったりと、暮らしに花を取り入れているそう。
日本でも暮らしに花を取り入れてもらえるよう、フラワーアレンジメントのオランダの国家資格をはじめ、数々の資格を取得。
現在は、幼稚園で小松菜やサツマイモの「植育(食育)」を行い、小学生の見学や中学生の職場体験を受け入れたりと、子供たちに花・野菜に触れる機会を作るのに加え、市民大学でシニアの方に教えたりと幅広く活躍されています。
家庭菜園からおしゃれなフラワーアレンジメントまでカバーする、幅広い知識を持っている三好さん。
三好さんが寄せ植えを教える「御滝園芸教室」は、年間で申し込むお稽古と違い、一回ずつ申し込める気軽さとリーズナブルさが魅力で、子育て世代のママから年配の方まで人気を呼んでいます。
季節に合わせたベースのお花に、好みのお花を選んで。色合わせに悩んだら相談しましょう!センスアップのコツも教えてもらえ、素敵な寄せ植えを持ち帰れますよ♪
鉢を存在感のあるものにすると、寄せ植えもグッと雰囲気がアップするそう。たしかに素敵です!
この寄せ植え、最初は小さなポット1個から、こんなに大きくなったものなのだとか。成長を見守るのも楽しいですね!
色とりどりのお花を見ると、やっぱり癒やされます…☆
太陽がギラギラと照っていても平気なお花もあれば、涼しい日陰を好むお花、寒さに強いお花など、個性もいろいろ。
「そのお花の原産地などを知れば、”暑がりさん”か”寒がりさん”かなども分かり、もっと深く付き合えますよ」(三好さん)
植えたい場所をイメージして、その環境に合ったお花を植えれば、うまく育てることができるそうです。なるほど~。
ここで私も相談! お花は好きなのですが、忙しい時はつい水やりを忘れてしまったりと、うまく育てることができないのです…。
三好さんのアドバイスは、お花と上手く付き合うコツは「自分の生活ペースに合わせること」。はじめからたくさん育てようとせず、ひと鉢から始めて少しずつ増やすのがおすすめ。鉢の近くに水のペットボトルを置いておくなど、ちょっと工夫で水やりも楽になります☆
ベランダの簡単な風よけの方法も教えていただいたおかげで、購入したお花はすくすく育っています♪ 三好さん、ありがとうございました!
「お花を楽しむのにルールなんてないからね!」という三好さんの言葉を励みに、私も楽しみながらがんばりまーす!