2016.06.10
昭和の王道中華料理
らーめん 新華
昭和53年創業のこちらの中華料理店は新京成電鉄本社ビルから徒歩約1分弱。実に35年以上も新京成社員た
もったいぶって入店しましたが・・・店内はいたってシンプルな造りです。古き良き昭和の空気感をしっかりと残しているお店といえるのではないでしょうか。これぞまさに味に向き合うための空間といえます。カウンター席とテーブル席があるので、1人でも気軽に食べにこれますね。
店主さんは新潟県柏崎市のご出身。山奥の農家の五男坊だったそうです。東京にやってきたのは昭和34年のことでまだ10代半ば。新宿で長兄のラーメン屋さんを手伝いながら腕を磨いてゆきました。「くぬぎ山に店をだした当時、まわりは梨畑が広がっていたんだ。住宅地もなかったから最初は出前専門だったねぇ」一見すると頑固な親父さんも、実は愛嬌たっぷり。モットーは生涯青春だそうで、その言葉には熱いメッセージが込められています。
定番中の定番 Aセット(正油ラーメン+ミニチャーハン) 850円 を注文。う〜ん、これぞ ニッポンのらーめんの真髄だ と感動したくなります。どんぶりの絵柄、ナルトのサイズ、スープの色合い、麺のちぢれ具合・・・などなど、どこに注目しても 純度100%のらーめんなのであります。さっそくレンゲでスープをすすると「ああ!そうだ!この味だ!」と何だかとっても懐かしい気分に満たされるのです。あ〜、いつ食べてもいつもみたいに旨い!
「せっかくですので何かイチ押しメニューを」と店主さんにお願いしたところ作ってくれたのが 酢豚 1,150円。ゴロゴロと転がる具材はどれも同じサイズにカットされていて見栄えが美しい。店内がシンプルなせいか料理の彩りが際立ちますね。素揚げされた豚肉にはしっかりと味がしみこんでいてあ〜旨い。ボリュームも満点でお得!
まるで誰かの家の居間にお邪魔したかのように錯覚する座敷席。これなら身体の芯からくつろぎながら料理やお酒を楽しめるはずですね。ちょっとした宴会にもぴったりなのではないでしょうか。幹事のみなさん、注目ですよ〜。陽射しは心地よく空気もすっきりしていますので一風変わった女子会やママ友の集いにも利用できるはずです。
あ〜美味しかった。新京成電鉄をご利用のみなさまも くぬぎ山駅 で下車した際にはぜひ立ち寄ってみてください。時代のついた店構えに躊躇せず勇気をだして店の扉を引きあければ、きっといつもとは違った味覚の扉までもがひらかれることでしょう。ではでは、チャオチャオ〜♪