2016.06.02
とろけるおいしさ☆博士の手作りチョコレート
新津田沼駅から歩いて15分弱。1軒のお家に近づいてみると…
こんな看板がかかっています。
ここが「博士のチョコレート」として話題を呼んでいる手作りチョコレート工房「燭楽亭(Chocolatier)」(ショクラクテイと読みます)。
なぜ「博士の~」なのかというと、実はこちらでチョコレートを作っているショコラティエは、大学で経済学を教えていた博士なのです!
こちらの優しい笑顔の男性が「燭楽亭」代表の横田髙明さん。
定年退職を機に自宅を改装して始めたこのお店が、地元でじわじわと人気を広げているのです。
「本当は書斎を店にする予定でしたが、本が片付けられなくて…(笑)」という横田さんの専門は経済発展論。
途上国の経済問題などを扱っていたことから留学生への指導も多かった横田さん。
ある日、カカオの名産地ガーナからの留学生が、なんとチョコレートを食べたことがないというので振る舞ったところ、美味しいと感動!
実は横田さん自身も少年時代は嗜好品とは無縁で、大学進学で上京して初めて食べたチョコレートの美味しさが忘れられないそう。そしてやはり手作りの方が美味しいということで研究を始められたのだとか。
さて、それではそんな横田さん自慢の手作りチョコレートをご紹介しましょう♪
クーベルチュールチョコレートは「スウィート」と「ミルク」があり、お値段は100g前後で300円。
子供向けにかわいい形にしたものを小分けにした100円のパックもあり、おばあちゃんから孫へのプレゼントなどに最適!
チョコレートをコーティングした「りんご」(60g/400円)、「オレンジピール」(55g/600円)、「アーモンド」(60g/600円)も人気です。
香ばしくローストしたアーモンドに、こんなに分厚くコーティング!
すこしずつからめていくため、1日仕事になるのだとか。
オレンジピールは分厚いフランス産のものを使用するこだわりよう。チョコレートと爽やかなオレンジピールのコラボがたまりません!
私の個人的なオススメは生チョコ!
もう、とろける美味しさで、一気に食べてしまいました~!
「抹茶」(650円)、「カルーア」(600円)などに加え、抗アレルギー作用の高い成分が入った「べにふうき」(680円)も人気です。
また、「カカオ高含有のものを作って」などオーダーが入ることもあるのだとか。
チョコレートの主な原料はカカオマスとカカオバターで、市販されているカカオ高含有のものは苦い印象ですが、横田さんの作るチョコレートは原価の高いカカオバターをたっぷり使うので苦味を少なくできるのです。良心的~!
水分や温度に敏感なチョコレートは配合も大切。研究に研究を重ねて配合を記録したレシピノートは3冊目!
今後もまだまだ増えていく予定だとか。
新作のボンボンショコラはプレゼント用の6個入りボックス(1800円)も人気です。
街歩き企画のポイント地点になったり、地域の小学生も見学にくるほど地元に根付いている「燭楽亭」。
経済学の博士からショコラティエに華麗な転身を遂げた横田さんは「まったく別のことをやるのは面白いし、人生が豊かになると思いますよ」と、実にエネルギッシュ。
「地域の人に喜んでもらえるのが一番」だと、これからも利益は追求せず、人と人とのつながりのためにチョコレートを作っていくそう。
帰り際に横田さんに年齢をたずねたところ、なんと72歳だというのでビックリ!
その若々しさも、チョコレート効果でしょうか?
燭楽亭のチョコレートは電話・FAX・メール(gaoming10@choco.zaq.jp)でも注文できます。公式HP【燭楽亭通信】(http://chocoyoko.exblog.jp/)もチェックしてみてくださいね。