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中山さんぽ~その4☆菊寿司

菊寿司

4回に渡ってお届けした中山さんぽ、最終回は、地元のお寿司屋さん
「菊寿司」を紹介します☆

前回までのおさんぽはこちら
中山さんぽ~その1☆東山魁夷記念館
中山さんぽ~その2☆清華園
中山さんぽ~その3☆中山法華経寺

1970年に、2代目の落合秀夫さんのお父さまが始めた菊寿司。
まずは趣のある店内をご覧ください。

菊寿司

カウンターの上には力士の手形!
左から琴風、北の湖、千代の富士、若乃花と、相撲に疎い私でも知っているビッグネームが並びます…!

そして、こちらには木札がいっぱい!
これは、法華経寺などで100日間の荒行をしている間に僧侶が書いたもの。
奥は修行で使うまな板、上にあるのは修行で水をかぶるための手桶です!

菊寿司

歴史も長く、地元との縁も深い菊寿司さんは荒行に入る僧侶のための弁当も手がけます。
荒行中は食事の制約も大きく、肉、魚だけでなく、ワサビや唐辛子などの刺激物もNGなのだとか。
その制約の中でのおいしいお弁当制作…
腕の見せどころですね!

さて、ここでご紹介したいのが
「華ちらし」(2,160円)

菊寿司

ご覧ください!この豪華なちらし寿司☆
中山地区の各商店がこだわりと自信を持っておすすめする「なかやま逸品」のひとつ。

菊寿司

お刺身、数の子などたっぷりの海の幸に加え、中山名物の「玉こんにゃく」も♪

菊寿司

玉子焼きもおいしかった…☆
手間がかかるため、忙しい時期には急には対応できないことも!
散策の予定が決まっていれば予約をしておけば確実ですよ♪

いらっしゃった常連さんも交えて、中山の街についていろいろ伺いました♪

菊寿司

この街を愛する落合さん、中山の街づくりには積極的に参加しています。
商店経営者のための講義にも参加し、他の地域の事情もよくご存知で、その知識量には驚きです!

景観を大切にするため、自動販売機やパーキングも色調を揃え
なんとローソンもあの青ではなく、こんな落ち着いた色!

菊寿司

そのほか、電線は地下に埋めてあるため電柱もなく、参道の上は広い空がひろがります。「日蓮聖人がいる頃の空を取り戻してありがとう」と訪れた僧侶に言われたこともあるのだとか。

街づくりは建築だけではありません。
街ぐるみで行っている「街ゼミ」にも注目!
これは子どもたちのためのワークショップ。
菊寿司のお父さまは、子どもたちに太巻きづくりを指導。

おいしく巻くコツは…?
「誰にあげるかを考えながら巻くように」
とのこと。
温かい人柄が感じられるエピソードです。

中山の街を散策して、何がいいって、雰囲気です。
お店で買い物をした時の、お釣りの渡し方やちょっとした言葉のかけ方、お客さんとのやりとりのすべてに、さりげない優しさや温かさが感じられるのです。

菊寿司

中山の人情にふれつつ参道を行きつ戻りつし、黒門を過ぎ、駅に向かう頃にはすっかり日も沈んでいました。
一日中楽しめる中山エリア、みなさんもぜひ、行ってみてください。

以上、りこりこの「中山さんぽ」でした♪
じゃあまたね☆


この記事のカテゴリー: 京成中山 グルメ, 寿司・割烹・和食

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