2015.05.12
中山さんぽ~その3☆中山法華経寺
中山さんぽ、その3は
日蓮宗の大本山である「中山法華経寺」。
鎌倉時代に日蓮聖人が最初に開いたとされ、最も古い寺だといわれています。
全国で唯一、荒行が行われる寺でもあります。
国の重要文化財もあり、季節の花も楽しめるスポットです。
前回までのおさんぽはこちら
・中山さんぽ~その1☆東山魁夷記念館
・中山さんぽ~その2☆清華園
「祖師堂」は国の重要文化財。
「比翼入母屋造」と呼ばれる建築様式で、ひときわ大きな存在感。
1678年(延宝6年)建立で、昭和62年から平成9年にかけて解体・修復工事が行われ、現在に至ります。
その横にある五重塔も、国の重要文化財。
なんと高さは31.6メートルもあります。
関東地方には、江戸時代以前の五重塔は少なく、法華経寺を含めて4つしか残っていないのだとか。
その横にある「中山大仏」は高さが4.6メートルもあり、千葉県では最大のもの。
約300年前に作られたそうです。
広い境内を奥に進むと本院があり、その奥には鬼子母神が祀られています。
安産、学業にご利益があると言われ、たくさんの人がお参りをしています。
さらに奥に進むと、木々の間から「聖教殿」がその姿を現します。
インド様式の宝物殿で、東洋亭代の伊東忠太博士の設計によるもの。
趣のある独特の存在感で、つい細部まで眺めていたくなりますね。
さらに進んでいきましょう。
こちらの建物は「法華堂」。
日蓮聖人に帰依した富木常忍公が自らの館に建てたことにはじまります。
現在のお堂は室町時代に建築され、木造建築物としては関東圏で最古のものだそう。
法華堂の前にある「四足門」と揃ってこちらも国の重要文化財に指定されています。
この日の境内は、定期的に行われる骨董市で賑わっていました。
食器からアクセサリー、骨董品まで、実にさまざま!
こちらの出店は「ナルニア」さん☆
イギリスから輸入するアンティークが主で、東京、神奈川、埼玉など、各地で出店していらっしゃるそう。
掘り出し物を探すのは楽しいですね♪
歩きまわって疲れたら、水鳥やカメが集う池のそばで休憩☆
近くで買った豆大福をいただきます♪
…と思ったら、雨が降ってきました~!
そんな時は、「お休み処 田中屋」さんでちょっと休憩してはいかがでしょう?
明治のはじめから営業しており有名TV番組にも取り上げられた老舗です。
風情ある店内では、甘酒やあんみつなどのほか、中山名物「きぬかつぎ」をいただけます。
蒸した里芋は手でツルリと皮が剥けます。
お塩のほか、辛子じょうゆでもいただけ、おつまみにもピッタリ☆
もともとは、終戦直後に売るものがなく、近所の農家から集めて売ったのがきっかけだそう。
親芋、子芋、孫芋と増える里芋は子孫繁栄の象徴とも言われ、おめでたい席でも出されるようになりました。
「ひとりでも気さくにお茶を飲みに来てほしい」
と話してくれたのは、4代目の店主齋藤和子さん。
気楽に寄ってもらうため、消費税UPにも負けず、お値段据え置きでやっているそう!
この日も、お参りの帰りのお客さんや、近所の常連さんで賑わっていました♪
次回は、中山参道にある「菊寿司」さんで、「なかやま逸品」のひとつでもある「華ちらし」をいただきます!
法華経寺
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