2019.08.29
一度行くと通いたくなる、街のカフェ&バー
以前に「MICHIYA」さんをご紹介したときから気になっていたんですが、お隣にもステキなお店があるんです。
「カフェ食堂 ペンネン・ネネム」さん。
店名も気になるところ。聞くと、お店を始める前から温めていた名で、読書好きの旦那さまが宮沢賢治のおはなしにちなんで付けたんだそう。
昼間は奥さまが中心でお店を営業しています。私がMICHIYAさんで買い物をしていた時に、奥さまとお会いしたことがありました。お店で使う調味料は、お隣のMICHIYAさんで仕入れることがあるそうです。
「口に入れるものはなるべく自然なものを扱う」そんな方向性がぴったりのお店どうしが並ぶなんて、うれしいことです。
ご夫婦が、この辺りの物件探しに苦戦してあきらめようとしていたちょうどその頃、MICHIYAさんのお隣が貸店舗になる話が舞い込み、即決したんだそうです。まるで見えない糸でつながっていたみたい。すごいお話ですね!
外は日差しが強くて、食事の前に何か冷たいものを飲みたい気分…。ボードのメニューを見てハっとした「水だしアイスミルクコーヒー」(650円 ★価格は税別)。こんな夏日はコーヒーがおいしいはず!
ほんのりとミルクの甘味があって、何も入れずにスルスルと飲めてしまいました。おいし~い!
お店の看板メニューは、パキスタンのオーガニックスパイスを使ったパキスタン風カレー。奥さまは、パキスタンの知り合いから本場のカレーづくりを習得したんだそう。
パキスタン仕込みの「チキンカレー」(1,200円)も気になったけど、この日は夏野菜を頂きたくて「季節のお野菜のベジカレー」(1,000円)をオーダーしました。ベジカレーはお店のオリジナル。MICHIYAさんとお知り合いの農家さんから直接仕入れた野菜を使います。野菜たっぷりのカレーはスパイスが程よく、軽~い感じで胃が重くなりません。おいしくいただきました♪夏でも食べやすいカレーじゃないかなぁ。
お店にはおやつもあって、奥さま手作りの「しおショートブレット」(1本100円)は私のお気に入り。シンプルな材料で、塩味がおいしさをより引き立てるんですね。一度食べたらハマってしまいました(^-^)これを目当てにお店にいらっしゃる方もいるくらい。ビンに入っていたら、その日はラッキーですよ!
18時からはバータイム。ここで奥さまと旦那さまが交代です。
お酒は無くても生きていける派の私ですが、お仕事なので何かオーダーさせていただきますね。ジンベースの「梅シロップカクテル」(700円)と「トルティーヤチップス&サルサソース」(400円)をお願いします!自家製梅シロップは季節ものなので、無くなりしだい終了です。
わ~っ!梅シロップのお酒、おいし~い♪
ジュースみたいに飲みやすいので、飲み過ぎには要注意です★
夏は、梅シロップを炭酸で割って飲むのもアリですね。
このほかにも珍しいお酒「イエラムサンタマリア」(700円)があります。沖縄の伊江島(いえじま)の「イエ」とラム酒の「ラム」で、伊江島産のサトウキビで作った本格ラム酒です。米軍基地がある関係で、沖縄のラム酒の歴史は古いんだそうです。奥さまのご実家が伊江島にあり、旦那さんは訪れた際に、このおいしいお酒を知ったといいます。お酒に興味のある方!ぜひオーダーしてみてくださいね。
「お酒の時間は特に、お一人でいらっしゃる方でも、カウンター席でお隣さんと自然に話せるようなお店の雰囲気を作っていきたいですね」
「カフェ食堂 ペンネン・ネネム」でご夫婦と接していると、その温かさから元気をいただいている気がします。お店の和やかな空気が、お客さんどうしをつなげてくれる場所。宮沢賢治のおはなしの不思議な力が、お店を見守ってくれていたりして…?
さっそく、お気に入りに加えたいお店です♪