住宅街に現れる、素敵な建物・・・。

こんにちは！

皆さん、柏市に本格的な室内楽専用ホールがあることをご存じでしょうか？

新京成線「五香駅」から徒歩12分、『Flügel Saal（フリューゲル・ザール）』です。

ドイツ語で『翼ホール』という意味だそう。

地元で一流の音楽を楽しめる場所がほしいと、1995年に木内博和さん・朋子さんご夫妻がオープンしました。

入り口の看板から、別世界ですね。

では、早速、中に入ってみます！

建物をぐるりと囲む高い塀。まるでヨーロッパのお城みたい♪

その塀の向こうにあるのは

端正で静かな庭園に、風情ある建物。

この建物は、数々の建築賞を受賞している建築家、徳井正樹さんが手がけられたそうです。

こちらのホワイエも、壁、天井、庭が見える窓、すべてがとても素敵ですね。

天井の化粧梁は、博和さんのご実家の雑木林から切り出した、ソロという木が使われているとのこと。

自然そのままの造形を生かした内装、センスが光りますね。

そして、ホールも美しい！

教会のような神聖な空間に、心が安らぎます。

壁面に使われているのは、音響効果の高い大谷石。

朋子さんの故郷、宇都宮で採れる石だそうです。

コンクリートにも匹敵する強度を持つはずなのに、不思議と柔らかく温かみがあります。

音響効果をアップするために施された、石を斜めに削って積み上げる工法も、とても技術がいるのだとか。

音楽を最高の状態でお客さまに届けるために、いろいろな工夫をされているのですね。

「コンサートには、皆さん気軽に訪れてほしいです」と朋子さん。

地元の五香を、思い立ったときにぶらりと音楽を聴けるような街にしたいそうです。

ステキな夢！

音楽愛にあふれたホールは、こんな思いから生まれたのですね。

こちらの施設使用時間は、9時～13時、13時から17時、17時～21時の3つの時間帯に分かれ、使用料は1区分（4時間）で30,000円となります。

設置されているピアノは世界の名器・スタインウェイです！

不定期で見学会も開催されているそうです。

演奏家の皆さん、一度お問い合わせされては！

美しい建物にハイレベルな音響と楽器を備えたこのホール、音楽を愛する皆さんにぜひ訪れてほしいスポットです。