高根公団駅の近くにある「エプロン 高根公団カフェ」さん。駅から延びる、メインの通りから少し中に入ると、中庭のようになっている場所があります。並びに郵便局があってわかりやすいので、目印にしてくださいね。

取材でお話しする何日か前に、私はこの辺りの店舗をぐるりと見回っていました。そこに、おいしそうなカフェメニューが目に飛び込んできて…。近づいて様子を伺っていると、お店の方がにこやかに声を掛けてくださいました。日を改めてお話を伺うと、カフェ以外にも「OTONA－BA」といって、どなたでも参加できるプログラムが毎日用意されているそうです。「初めての方には『カフェでちょっとお茶する』。そんな、気軽な感じで入っていただきたいです」そう話すのはスタッフのお一人、松原さんです。

介護福祉士の松原さんは、ご家族の介護や介護施設での勤務経験をもとに「介護の講座」を開催しています。毎月のテーマが決まっていて、お好きな月に参加することもできます。介護の基本を学ぶ、というとハードルが高く感じますが、例えば最初は「介護保険のしくみと使い方」といった、そもそもの疑問から入っていきます。「こんな場合にも申請できるのか！」「そんなサービスがあったなんて！」と思えるような、介護に直面した方にとっては、かゆいところに手が届く内容になっています。

この日は「クリスマスツリーキャンドル作り」のプログラムが開催されていました。カフェは参加する方々の楽しそうな笑い声や、クリスマス前の華やかな雰囲気でいっぱいでした。こちらもウキウキした気分になります♪

ツリーに飾りが付いてきて、完成に近づいているようです。楽しみですね！

すてきなカフェメニューにつられてきた私なので、ここでちょっと午後のティータイム。キャンドル作りを楽しむ皆さんを始め、お食事やお茶でリラックスする方、それぞれの、心和む時間がここにあります。

「年代を問わず、同じ食べ物で簡単に済ませる日々が続くと、気付いたら栄養不足になっていた、なんてこともあるんです」こちらのカフェでは、栄養面はもちろん、見た目にもおいしそうで食事が楽しくなるようにとの、スタッフの皆さんの工夫が伝わってきます。

「近くで、作り手の姿が見られるから安心」というお客さまの声もあるそうです。

こんな手作りコーナーも！かわいい小物や焼き菓子、選ぶ時間もワクワクしますね～。

「夢中になるから、手先に集中するわよね」なんて声も聞こえてきます。そういえば、初めてのことに挑戦したり、手を動かすことは脳の活性化につながると聞いたことがあります。

さて、キャンドルが完成したようです。わぁ～！カラフルで、違った色が並ぶとよりきれいですね。

「今回のような『OTONA－BA』のプログラムに参加するということは『人と関わること』。若い世代の方はもちろん、地域の人や初めてお会いする人とのコミュニケーションが、生活に潤いや刺激をもたらします。ここで、生きがいの一つを見つけた、と言ってくださる方もいるほどなんです」

こちらのカフェに立ち寄ったことで、新たなコミュニティーを知る。思わぬ情報を得て、イベントや講座に参加してみる。松原さん始めスタッフの皆さんは、そんな好循環を目指しているそうです。

「エプロン 高根公団カフェ」を運営されている一般社団法人エプロンさんのWEBサイトは以下のURLをご確認ください。
http://一般社団法人エプロン