2023.10.13
路線バスで行く! まつど御朱印めぐり
10月1日~10月31日の期間、松戸新京成バスでは、「路線バスで行く! まつど御朱印めぐり」と称してデジタルスタンプラリーが開催されています。
松戸新京成バスを乗り継いで、神社仏閣4カ所とその他3カ所のチェックポイントでデジタルスタンプを集めながら松戸市内を巡ります。
神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味で地元民の筆者が行って参りました!
◆準備その1:コースの計画
出発の前に、まずはルート決め。
チラシで紹介されている「おすすめルート」を少しアレンジして、松戸神社からスタート、テラスモール松戸をゴールとし、
①松戸神社 → ②徳蔵院 → ③森のホール21・公園中央口 → ④小金原バス案内所 → ⑤東漸寺 → ⑥本土寺 → ⑦テラスモール松戸
というルートに決めました。
次にザックリとタイムテーブルを作って、路線番号や停留所名を確認し、時刻表をダウンロード。
◆準備その2:アプリfurariをダウンロード
スタンプラリーといえばスタンプカードに押印するイメージですが、今回はデジタルスタンプラリー。アプリ内にデジタルのスタンプを集めていきます。チラシにアプリfurariの二次元コードが記載されていますので、あらかじめスマートフォンにダウンロードしておきましょう。
当日はアプリを起動し、GPS機能をオンにして「路線バスで行く! まつど御朱印めぐり」を選択してからスタート。
各チェックポイントで出題されるクイズに答えてデジタルスタンプをゲットします。
このデジタルスタンプラリーの参加費は無料ですが、御朱印料はだいたい500円程度から。それぞれの神社やお寺で御朱印を頂く際は、まずはお参りをして参拝記念として頂きましょう。御朱印を頂かなくても、チェックポイントでのクイズに正解すればデジタルスタンプはゲットできますよ。
◆準備その3:松戸新京成バス1日乗車券「御朱印めぐりパス」を購入
1日乗車券(1,000円)は①松戸新京成バス小金原バス案内所、②松戸新京成バス松戸駅東口定期券発売所、③新京成八柱駅北口のセブン‐イレブン の3カ所で購入できます。
1日乗車券の購入はマストではありませんが、たとえば筆者がめぐったコース(準備その1参照)ならば断然お得です。
購入者特典として500円のドリンクチケットとかわいいオリジナルクリアファイルも頂けます。
準備は整いました。時刻は9時25分。いざ出発進行!!
①松戸神社
1日乗車券を購入した松戸新京成バス松戸駅東口定期券発売所からのんびり徒歩10分ほど。JR松戸駅からは10分弱。
松戸の新しいショッピングモール「KITE MITE MATSUDO(キテミテマツド)」の裏手に鎮座しているのが寛永3(1626)年の創建とされる松戸神社。
松戸の地にはヤマトタケル東征伝説があり、日本武尊が陣営したとされる場所に、後世、日本武尊をお祭りする祠が建てられ松戸神社の起源となっているそうです。
古くから人々に崇拝され、現在も地元民に愛され、初詣、節分、観桜会、七五三詣、除夜祭など、年間を通して賑わっています。
1つ目の3択クイズに答えてチェックポイントクリア。デジタルスタンプをゲット♪
御朱印も頂きました。
②徳蔵院
次のチェックポイントは、松戸七福神の一つである「寿老人(じゅろうじん)」が祭られているという徳蔵院。
松戸駅東口から53系統バスに乗車し、東松戸駅で8︎系統バスに乗り換え霊園坂下で降ります。
バス停からは5分程度。閑静な住宅地にひときわ高くそびえる石塀。急な階段を上って行くと静かで穏やかな空間が目の前に広がります。
徳蔵院は真言宗豊山派の寺院です。御本尊は子育観音として知られている慈母観音で、赤ちゃんを抱いた観音さまだそうです。本堂で法事が行われていたため拝観はかなわず残念。
弘法大師さまと寿老人さまをお参りして心静かに小休止。なんだかとても癒されました。
2つ目のクイズをクリアしてデジタルスタンプゲット♪
あ、そうそう、クイズは全て3択で、正解するまで挑戦できるのでご心配なく。
御朱印もいただきました。スタンプラリーオリジナルのスタンプが押印されています。
③森のホール21・公園中央口
降りたバス停から8系統バスで八柱駅を経由して次のチェックポイントを目指します。
八柱駅は「森のホール21」に向かうバスを待つ長蛇の列。どうやら人気アーティストのライブがあるらしく、12︎系統バスは満員。
筆者も負けじと乗り込み5分ほどで目的地、森のホール21・公園中央口に到着。
筆者は松戸市立博物館へまっしぐら。時刻は12時5分。ランチブレイクにもちょうどいい時間♪
おっと、その前に3つ目のデジタルスタンプをゲットしなくては!
えっ!肝心の停留所名が読めないけど、チェックポイントであることは間違いないみたい。(と思ったら裏面に停留所名はちゃんと見えましたのでご安心を)
無事に3つ目めゲット♪
④小金原バス案内所
おなかも満たされたところで、ここで1つ目の参加者特典「スタンプラリーオリジナルてぬぐい」を頂きに次のチェックポイントを目指します。
降りたバス停から12︎系統バスに乗車しバス案内所で下車。
1日乗車券と御朱印を1つ提示して、かわいいオリジナル手ぬぐいを頂きました。
4つ目のデジタルスタンプもゲット♪
計画したコースの半分が過ぎました。
次の目的地は東漸寺です。北小金方面へ向かうのですが、このタイミングで筆者の方向音痴発動!危うく八柱方面に戻ってしまうところでした。
バス案内所を発着する便は循環バスなので要注意です。降りたバス停ではなく、バス案内所をぐるっと回った反対側のバス停から︎L3系統バスの「北小金駅行き」の表示を確認して乗車。
間違いなく目的地へ向かって前進していることを確認!
⑤東漸寺
東漸寺へ行くには旧水戸街道沿いの小金小学校で降ります。
江戸時代、この地は水戸街道の宿場町であった小金宿として、東漸寺を中心に栄えていたそうです。街道沿いは今でも旅籠跡や古い屋敷跡があり、ところどころに江戸時代の情緒が残っているような気がします。
東漸寺は浄土宗の由緒ある寺。江戸時代には関東十八檀林(学僧教育の拠点)の1つとして数えられ、多くの高僧を輩出し、徳川家康、二代将軍秀忠、千姫、重臣本多忠勝なども帰依していたそうです。水戸徳川家(光圀)とのつながりも深く、誰もが知る歴史上の偉人たちを身近に感じ感慨深いものがあります。
多くの木々に囲まれた長い参道を抜けて本堂にたどり着くと、樹齢300年を超えるしだれ桜と、樹齢数百年といわれている鶴亀の松に圧倒されます。
実は筆者は以前この近所に居住していて、ことあるごとに境内に足を運びました。桜の時期、このしだれ桜はそれはそれは息を飲むほどに美しく、夢を見ているかのような幻想的な風景をいつまでも眺めていたことを思い出しました。
あまりの懐かしさにしばし時間を忘れて東漸寺の空気を堪能。名残惜しい気持ちと頂いた御朱印を抱きしめ東漸寺を後にしました。
すっかり忘れていた5つ目のデジタルスタンプも慌ててゲット。
⑥本土寺
大好きな東漸寺を後にして、いよいよ市内屈指の古刹、かの本土寺を目指します。北小金駅から10系統バスに乗車して2つ目、参道の入り口にほど近い北小金駅北口で降ります。
約500mの参道を抜け正面にそびえる仁王門をくぐると、起伏に富んだ広大な敷地を目の当たりにしぼうぜん。地元民の筆者は本土寺も何度か訪れたことがあるのですが、常に参拝客で大賑わいの本土寺しか知らず、人がほとんどいない境内は「こんなに広かったのか!」という驚きでした。
本土寺が所在する一帯は源氏の名門平賀家の屋敷跡であり、建治3(1277)年、領内の地蔵堂をこの地に移して法華堂としたことが始まりとのことです。後に日蓮聖人より直筆の御本尊・袈裟・数珠の霊宝とともに「長谷山本土寺」の寺号を授かったそうです。
本土寺は「あじさい寺」「四季花の寺」として広く親しまれています。その名のとおり、春は桜、初夏は菖蒲に紫陽花、秋は紅葉、と色鮮やかに四季がめぐり、冬、雪化粧をまとった景観の趣はまた格別です。初夏の紫陽花は全国的にも有名で、休日などは最寄りのJR北小金駅から参道、境内とたいへんな賑わいとなります。
花の季節が過ぎ紅葉の前のこの時期は、ちょうど季節のはざまで参拝料も無料です。境内はどこまでも静かで、自由にのんびり散策しながら参拝するには最適です。何度訪れても飽きないのが本土寺の魅力の一つ。今なら御朱印も並ばずに頂けます♪
デジタルスタンプは6個目をゲット。
⑦テラスモール松戸
ゆっくり本土寺を参拝し、徒歩で北小金駅のバス停に戻ってきました。
次はいよいよ最後のチェックポイント、テラスモール松戸!ついにゴールです!13系統貝の花小循環バスで向かいます。
移動手段は一貫してバスだったのに、スマートウォッチの歩数カウントはすさまじいことに!どうりで膝が…(汗)
ほどなくテラスモール松戸北口! ゴーーール!
ちょうど欲しかった雑誌を購入し、そのレシートを握りしめ2階のインフォメーションカウンターへ。オリジナルエコバッグを頂きました!
最後のスタンプもゲットし、豪華賞品が当たる抽選にも2回応募できました。
計画どおり完遂!時刻は16時半。
さて、買ったばかりの雑誌を読みながら少しお茶して、夕飯までの時間をショッピングでも楽しもうかな~♪
あーっ!1日乗車券についていた500円の「ドリンクチケット」使い忘れた!
でも大丈夫。スタンプラリー期間内有効です♪
散歩にも散策にも一番良いこの季節、松戸新京成バスでめぐるちょっぴり大人なデジタルスタンプラリー、とってもお薦めです。
備考
◆公式Instagram:https://www.instagram.com/matsudo.shinkeisei.bus_rally/
【参考資料】
◆リーフレット
①松戸神社と秋葉神社 ②佛法山東漸寺 ③花と緑の歴史の街 小金宿散策マップ ④東漸寺だより 第34号 ⑤日蓮宗 本山 長谷山 本土寺
◆松戸神社 公式サイト: https://www.matsudojinja.com/
◆徳蔵院公式サイト: http://tokuzouin.com/
◆東漸寺公式サイト: https://tozenji.sakura.ne.jp/
◆本土寺公式サイト: https://www.hondoji.net/