オムライスが自慢！線路沿いにある真っ赤な扉の洋食屋さん

こんにちは、マリです！今回は常盤平の「LUCE」さんにお邪魔してきました。

2022年5月にオープンした洋食屋さんで、常盤平駅から五香方面へ線路沿いを5分歩いた所にあります。線路沿いにあるので、新京成電鉄の車窓からこの看板を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

早速真っ赤な扉を開けて店内に入ってみると…？

真っ赤な壁が目に飛び込んできました！テーブルクロスも真っ赤で、なかなかのインパクトです。

「この店をオープンする前、働いていたイタリアンレストランがこんな感じの内装だったんです。店の名前が『Sole（イタリア語で「太陽」の意味）』だったので、そのイメージだと思います。かっこよくて。自分の店を作るときは、ぜひまねしようと思っていました」

オーナーの仁井田直也さん、そう教えてくれました。ちなみに店名のLUCE（イタリア語で「光」の意味）もSoleにあやかったものなのだそうです。

LUCEは2022年5月にオープンしたばかりのお店です。

オーナーの仁井田さんは25歳のときに「10年後に自分の店をオープンさせる！」と決意し、居酒屋からホテルまで、イタリアンを中心にさまざまな飲食店を渡り歩いて腕を磨いてきました。

「僕は今36歳です。あと数ヵ月早ければ、念願の『35歳で店をオープン』だったんですけどね。でも良い大家さんに巡り合えて、この常盤平で店を開けたので、よかったと思っています」

このお店、元は居酒屋だったのだそう。居酒屋時代の名残のカウンターがいい味を出しています。

「初めて来た人にぜひ食べてもらいたいメニューは何ですか？」と尋ねてみると…？

「人気があるのはパスタランチです。あとステーキなんかも人気ですね。でも実は、一番食べていただきたいのはオムライスなんです」

イタリアンレストランでオムライス？！オムライスってワインに合わせる印象がない料理で、ちょっと不思議な気がしますが…。早速注文させていただきました！

登場したのは「黒毛和牛のデミグラスオムライス」。老舗の洋食屋さんやホテルランチで登場するような、真っ黄色の卵にパラパラのチキンライスが詰まったクラシックスタイルのオムライスです。

「ちょっとでも焦げ目がついたり、色が悪くなってしまったら、お客さまにお断りして作り直すこともあります」と仁井田さん。表面に色むらや凹凸が一切ない、「真っ黄色のオムライス」がこだわりなのだそうです。

オムライスの上にのっているのは、黒毛和牛のすね肉です。6時間じっくり煮込まれたすね肉は、スプーンで軽くつつくだけでホロホロ崩れる柔らかさ。赤ワインがたっぷり使われたデミグラスソースは、思わず真っ昼間から「ワインください」と言いたくなる濃厚さです。

「どこかのブランド卵や、ブランド肉を使っているんですか？」と尋ねると…。

「いわゆるブランド卵もいくつか試したんですが、しっくりこなかったんですよね。卵も、肉も、ワインも、ブランドや値段にかかわらず自分の舌で味わって、良かったものだけを使っています」

素材のブランドや値段も大切ですが、実際の味や調理法の方が大事だと仁井田さんは言います。卵は前日に溶いて黄身と白身をしっかりなじませることで、この美しい黄色を出しているそうです。さりげないですが、細かい所まで手間のかかった一品です。

このオムライスは、＋300円でサラダ・自家製パンまたはライス・ドリンク付きのランチセットにアップグレードできるそうです。

なにげなくメニューのランチのセットドリンクを眺めていたところ、違和感が。ランチのセットドリンクにホットコーヒーやオレンジジュースと並んで、しれっとアルコールメニューが載っているんです。

「そうなんです。うちはランチセットのドリンクでアルコールを選んでいただけます。追加料金も頂いていません」

なんですって？！なぜそんな大サービスをされているんでしょうか？

「僕自身も3人の子どもがいる父親なんですが、子どもがいるとなかなか飲みに行けないんですよ。LUCEは10:00からやっているので、お子さんを幼稚園や保育園に送った後来ていただけたら、2時間たっぷり楽しんでいただいてもまだ12:00。家に戻って家事を終わらせてから、お子さんを迎えに行ける時間です。そんな使い方をしていただけるといいなと思いまして」

だからって普通のコーヒーや紅茶だけでなく、赤ワイン・白ワイン・スパークリングワインまで同じ料金で楽しめるって、太っ腹すぎませんか？！

お店の奥にはボックス席もあるので、ママ会やパパ会にも。時間を忘れて楽しめそうです！