2020.02.04
フランスの気どらない日常の味が楽しめるパリ食堂
こんにちは。にじねこMiiです。
新京成線「元山」駅からほど近い住宅街の中に、こんな看板を掲げたレストランがあります。
「パリ食堂fumé(フュメ)」
ドアを開けるとこじんまりとした店内。その一番奥にキッチンがあり、オーナーの樋川さんが出迎えてくれました。ここは樋川さんが全て一人で切り盛りしているフランス料理のお店。
樋川さんはかしこまったフレンチよりも、気軽に楽しめる家庭料理のお店にしたいと思い、一年ほど前に自宅を改装して「パリ食堂fumé」をオープンさせました。
おすすめランチということで、「セットメニュー(¥1,100)」を頼んでみることにします。
なお、こちらはディナータイムにも注文できるとのこと。
この日の内容は
- オードブルの盛り合わせ(3種)
- 手作りソーセージ(2種)
- バゲット
ちなみに「手作りソーセージ」のかわりに「鶏もも肉のコンフィ、白いんげん豆添え」にすることもできましたよ。
最初に出てきたのは3種を盛り合わせたオードブル。
「白いんげんのサラダ」はやや硬めに仕上げており、豆本来のおいしさが楽しめます。横に添えられた「燻製玉子」は薄めの優しい味つけ。そして「ビーフパストラミ」。一口食べると・・これはまさに肉!ですね。かむほどに中の肉の旨みが味わえておいしい♪。あ~、なんだか赤ワイン(グラス/¥300)が欲しくなってきました!これはまちがいなく、至福のコラボです♡
一緒に出されたバゲットは、群馬県の桐生市から取り寄せている樋川さんこだわりのパン。小麦本来の味が楽しめ、ハムやソーセージにとっても合うパンなんです。
さて続いて出てきたのは2種の手作りソーセージ。ソーセージというとドイツのイメージが強いですが、じつはフランスでもよく作られているそうです。
ゴロンと食べ応えのありそうなソーセージがお皿に盛られてきました。硬めの食感をイメージしていましたが、予想に反して中はとってもなめらかな口当たりで、優しい味付け!
ひとつは「チーズとパプリカ」。ソーセージの中にチーズ、この組み合わせはもちろん最強ですね!パプリカの赤が映えます。そしてもうひとつは「味噌とレンコン」。なんだかソーセージには不思議な組み合わせですが、細かく切ったレンコンのシャキシャキ感とほんのり味噌の風味が、ソーセージに意外と合うんです。
樋川さんがソーセージを作るときはエマルジョンという方法を使っています。マヨネーズを作るときのように乳化させることにより、プリッとした食感になります。ソーセージを作るときに使う肉は2キロ程。約30本のソーセージができるそうですよ。
ナイフを入れたときに、じわりと肉汁が出てくる感じがたまりません!もちろんワインとの相性も抜群♪にじねこ、思わずグラスワインをお代わりしてしまいました。一口一口、大事に味わいたくなるソーセージです。
もともとフレンチの料理人だった樋川さんは、ご家族の介護を機に自宅でハムやソーセージや燻製を作り始めました。「fumé」というのは、フランス語で「燻製」という意味なんだとか。
温かいものが欲しくなり「本日のスープ(¥300)」を頼んでみました。出てきたのはかぼちゃのスープ。とても濃厚な味で、まるでかぼちゃそのものを味わっているかのようです。最後はフランスっぽく、「カフェオレ(¥200)」で「ごちそうさまでした!」
ちょっとシャイな雰囲気の樋川さん。でもおいしいものを作りたい!という、料理人としてのこだわりは強く感じられました。丁寧に作られたフランスの家庭料理を、ぜひ味わいに行ってみては?
以上、にじねこMiiがお送りしました。
パリ食堂fumé(フュメ)
Address
千葉県松戸市五香南1-18-3
Tel
090-1794-9006
営業時間
基本的に土日営業
12:00~14:00(L.O.)
18:00~20:30(L.O.)
定休日
月・火・水曜 定休
木・金曜は1週間前まで要予約
この記事のカテゴリー: 元山 イタリアン・フレンチ, グルメ