2017.07.28
船橋の郷土芸能『ばか面踊り』!
こんにちは!
今回は船橋市の『ばか面踊り』をご紹介します!
ばか面踊りはそのユニークな名称で話題の、船橋市の伝統芸能です。
地元の12の自治体が参加する『ばか面保存会』の皆さんによって、毎年7月末ごろの『ふなばし市民まつり・ふれあいまつり』他で披露されます。
しかし、『ばか面』なんて名前、どんな踊りかすっごく気になりますよね。
そこで、お祭り直前の稽古場にお邪魔しました!
おおー!すでに子どもたちが集まって踊りの練習をしています!
そして、全員女性の太鼓囃子。
カッコいいですね~!
すごい迫力です!
そして、会長の久野さんは笛の名手!
今日はこの4人のお囃子に合わせて、踊り手の子どもたちが面をつけて舞います。
おお!?
おお!
おほほほ!
わはははははは!
見てるだけで楽しくなってきます~♪
キメッ!
漁師町だった湊町と本町の界隈では、明治元年の戊辰戦争の戦火によって町中が焼き尽くされてしまいました。そのときに町と一緒にお神輿や山車も燃えてしまったそうです。
それから32年後の明治33年、地元の漁師さんと住民たちが協力し合って、お祭りを復活しました。
そのときに始めたひょうきんなお面をかぶって舞う踊りを、『ばか面踊り』と呼ぶようになりました。
このお祭りで、海上安全、五穀豊穣を祈願しているのだとか。
踊り手が使うお面の種類は4つです。
豊漁で笑いが止まらない「笑い面」
そして時化で漁に出られずに沖を眺める「ひょっとこ面」、魚が捕れないで機嫌が悪い「怒り面」、漁師の夫を待つおかめ」。
女の子はみんな、おかめちゃんです♪
お祭りが近いので、指導役の皆さんも力が入ります。
大変そうですね!
ひょっとこ面で頑張る細根竜馬くんは、3年生の頃からばか面おどりに参加しているそう。
いい汗かいてますね!
お面は、子どもたちが自分で選べるというルール。
竜馬くんは「遠くから海を見渡しているっていう性格が僕に合いそう」とひょっとこを選んだのだとか。
毎回ここにお稽古に来るのが、とても楽しいそうです♪
1時間~1時間半ほどで、子どもたちの稽古は終了となります。
みんなご褒美のお菓子をもらって、解散!
やりましたね!お疲れさま~♪
そして、残りの時間は高校生のお兄さんが演じる、キツネ面の神様が登場します。
お。こちらは神妙というか、厳かというか、ずいぶん雰囲気が違いますね。
ぶんっ!
ぐわっ!
どん! カッコイイ!
あとちょっと怖い(笑)けど、中に入っていたのは、こんなに優しそうなお兄さんでした♪
石井海渡くん、16歳。
こちらの神様役もやっぱり、立候補したのだとか。すごいですね!というと、
「だってカッコイイですから」だそうです♪
踊るのが楽しくて、お祭りに参加するのがとっても嬉しいそうですよ!
2017年の1月には親善交流としてデンマークへ赴き、舞を披露して現地の方たちから大好評だったばか面踊り。
ぜひ皆さんも観にいってみてください!
きっと一緒に踊りたくなっちゃいますよ♪
<ふなばし市民まつり・ふれあいまつり>
2017年7月28日(金)~30日(日)
お祭りは10:45~ですが、ばか面踊りは18:00~20:00です。
通過地点:船橋駅前~本町通~船橋大明神周辺