2016.06.15
前原駅近くで気軽に食べる本格和食・居酒屋
前原駅から徒歩3分。
この地で長年愛されてきた栄寿司が閉店したあと、2015年1月にオープンしたのは、かわいい名前が印象的なきりん食堂です。
店内はおおむね、お寿司屋さんのときのまま。歴史を伝承するかのような、静かな心意気を感じます。
店長の渡邉雅昭さんによれば「中国の伝説のいきものである麒麟になぞらえて、伝説の店にしたいという思いを込めて店名をつけたのですが、やはり入りやすくて皆さんに愛されることも大切なので、きりん食堂に落ち着きました」とのこと。
たしかに、麒麟食堂よりはきりん食堂のほうが、気軽に入れる気がします。
実際、この日もカウンターは中高年の男女でいっぱい、奧のお座敷には小さなお子さんを連れたママがたくさん集まっているという状況で、老若男女問わず、皆さんとても気軽に利用されていました。
カウンターでランチを食べていらした秋元明さんはオープン当初からのご常連。
「なんといっても味がいい。ほぼ毎日昼食を食べに来ますが、メニューも増えてきて、日替わりもあるので飽きません。家族でもてなしてくれるところも温かみがあっていいですね」と話します。
店長の渡邉さんは、浅草や銀座にある和食懐石の名店で板前をしていた経歴の持ち主だとか。俄然、ランチを食べるのが楽しみになってきました!
きりん食堂のランチメニューは
・オリーヴ焼 980円(+税)
・すき焼き 980円(+税)
・日替わり 880円(+税)
など全6種類。
そのすべてに、ごはん・みそ汁・漬物・サラダ・ホットコーヒーが付きます。
※2016年4月現在のメニューです。
なかでも「きりん食堂のイチオシ」のオリーヴ焼は、低温のオリーヴオイルの中でしゃぶしゃぶした牛ロース肉を特製のからし醤油でいただくスタイル。サラダのほかに、それぞれ別々に炊かれたつけ合わせの野菜がついて、とてもヘルシーです。
ごはんは、千葉産のこしひかり。手に入るかぎり、古くから良米として名高い国吉米を使用しているというこだわりようです。また、オリーブ焼には茶碗蒸しもつき、漬物はもちろん、昆布も手づくりという心づくしのランチセット。
※ごはんは大・中・小から選べます。写真は中。
ボリュームがあるようにみえて重さはなく、ひとつひとつの素材の味を楽しみながらおいしく完食しました。
そして、食後にいただいたコーヒーが、これまた美味!
こっそりご主人にうかがったところ、「たぶん、水が違うからだと思いますよ」とのお答え。料理に使う水にもこだわりがあるそうで、水ひとつをおろそかにしないところが、きりん食堂クオリティ、といったところでしょうか。
どうやら、日本酒にもこだわりがあるようですので、夜の時間も、ぜひ。